俳優の野村周平さんが1日、東京都内で行われた主演映画「ライチ☆光クラブ」(内藤瑛亮監督)のプレミア上映イベントに、主要キャストとともに登場。会場には約20倍という倍率の中から選ばれた約400人のファンが詰めかけ、野村さんらキャストが話すたびに悲鳴のような歓声を上げた。野村さんは「元気がよろしいですね」と笑顔で会場を見渡し、「考えさせられるシーンとか、結構グロテスクなシーンもあるので、ちょっと覚悟して見ていただけたらと思います」と言いながらも、「本当にいい映画だと思いますので、何回も見に来て損はない」と主演作への自信をにじませた。
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「ライチ☆光クラブ」は、劇団「東京グランギニョル」が上演した作品を、古屋兎丸さんが2005年にマンガ化。映画は古屋さんの「ライチ☆光クラブ」と「ぼくらの☆ひかりクラブ」が原作。黒い煙に包まれた蛍光町と、廃工場を秘密基地にした「光クラブ」を舞台に、醜い大人たちを嫌う14歳の少年たちが「最強の力」と「永遠の美」を手に入れたことをきっかけに、世界観を狂わせていく……というストーリー。
イベントには野村さんのほか、古川雄輝さん、中条あやみさん、間宮祥太朗さん、池田純矢さん、松田凌さん、戸塚純貴さん、柾木玲弥さん、藤原季節さん、岡山天音さんが登場。真冬に極寒の中で行われたという撮影について、野村さんは「きつい撮影がないといい作品ができないと思う。乗り越えたらいい作品ができた」と熱弁し、古川さんも「きつい撮影でしたが、本当に演じたいと思った役だったので楽しみました」と語った。劇中に登場するライチ酒に見立てて、ライチジュースで乾杯も行われた。映画は13日に東京・新宿バルト9で公開され、27日に全国で公開される。
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