ビートたけし:米倉涼子と13年ぶり共演 「ドクターX」で医師役初挑戦

「ドクターX~外科医・大門未知子~」に出演するビートたけしさん(左)と米倉涼子さん
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「ドクターX~外科医・大門未知子~」に出演するビートたけしさん(左)と米倉涼子さん

 お笑いタレントのビートたけしさんが、今夏に放送予定のスペシャルドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~スペシャル」(テレビ朝日系)に出演し、主演の米倉涼子さんと2003年のNHK大河ドラマ「MUSASHI」以来13年ぶりに共演することが2日、明らかになった。ドラマの舞台となる日本初の創薬の拠点「クロス医療センター」の院長・黒須貫太郎役で、たけしさんは今回医師役に初挑戦。米倉さん演じる主人公の天才外科医・未知子を窮地へと追い込む、シリーズ史上“最強の黒幕”という役どころだ。

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 たけしさんはこのほど、東京都内のセットで米倉さんとともに会見。白衣姿のたけしさんは開口一番、「高須クリニックです」と冗談を飛ばし、「もっとうまい役者がいっぱいいるのに、すいません」と恐縮。初の医師役については「医療用語が多くて、覚えたと思ったらすぐ忘れちゃうんで結構大変なんですよ」と苦労を語りつつ、「ありがたいことに臨床医じゃなくて、病院長で、ただ言いたいこと言ってるだけ。『彼の技術は未熟だな』なんて言って、野球の間抜けな解説者みたいなもんで、『お前が打ってみろ』って言われたら『すいません』っていうね」と笑わせた。また今作は、たけしさんの路上キスシーンで幕を開けるといい、「今回は路チューではじまって、路チューで終わるんで、楽しみにしていただきたい」とアピールした。

 一方、たけしさんとの共演を熱望していたという米倉さんは「まさかテレビドラマに出てくれるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです」とにっこり。「まだ、たけしさんを独り占めするシーンがないので、いろいろお話ししたい。悪役とかたくさんやられてるから、怖い人なのかなとか思っていたら、めちゃめちゃユーモアがあって楽しくて、おちゃめな一面をお持ちで……」と印象を話すと、たけしさんは「出身が漫才師なもんで」ととぼけて、笑いを誘った。

 シリーズ初のスペシャルドラマとなる今回は、未知子が金沢を舞台に日本医療界のトップの座を巡る外科と内科の争いに巻き込まれる。ドラマには城之内博美役の内田有紀さんや神原晶役の岸部一徳さんのほか、遠藤憲一さん、勝村政信さん、鈴木浩介さん、西田敏行さんらおなじみの面々も出演。たけしさんのほか、生瀬勝久さん、青木崇高さん、橋本マナミさん、岸本加世子さん、橋爪功さんらが出演することも明らかになった。

 「ドクターX 」は14年の第3シリーズ以来の新作となるが、米倉さんは「まるまる1年ぶりに白衣を着て、姿勢が悪くなっていると気づいたんです。すごく気をつけましたね」と明かしつつ、久々の手術(オペ)シーンでは「みんなの結束力が高まっていて、セットもすごくレベルが上がった。さらに、下(オペ室)から見上げたときに、たけしさんをはじめ、一徳さんやら橋爪さんやら、ものすごい人たちが上に並んでいる光景を見て、今回の『ドクターX』すごいなっていう気迫みたいなものをすごく感じました」と驚いたことを語った。

 「ドクターX」は、天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩くクールで型破りな天才外科医・大門未知子を通して医療現場を描いた人気ドラマ。これまで連続ドラマが第3シリーズまで放送され、高視聴率を記録した。今回のスペシャルドラマでは「私、失敗しないので」の決めぜりふで知られる未知子から「私、失敗したので」という衝撃発言も飛び出すという。

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