宮藤官九郎:社会派ドラマ初挑戦 岡田将生主演で“ゆとり世代”描く

「ゆとりですがなにか」に出演する(左から)松坂桃李さん、岡田将生さん、柳楽優弥さん
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「ゆとりですがなにか」に出演する(左から)松坂桃李さん、岡田将生さん、柳楽優弥さん

 脚本家の宮藤官九郎さんが脚本を担当する“ゆとり世代”をテーマとしたテレビドラマ「ゆとりですがなにか」が日本テレビ系で4月期から毎週日曜に放送されることが10日、分かった。岡田将生さんが主演を務め、松坂桃李さん、柳楽優弥さんが出演し、ドラマ「Mother」「Woman」などを手がけ、映画「舞妓Haaaan!!!」「謝罪の王様」などで、宮藤さんともタッグを組んだ水田伸生監督が演出を手がける。

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 宮藤さんは「『自分ゆとりなんで』。そんな声を仕事の現場で聞く機会がとても増えた気がします。突き放されたような、シャッター下ろされたような、そんな寂しさを感じます。国が定めた教育方針で図らずも『ゆとり世代』とくくられた彼らが、自虐的に『ゆとり』と口にせざるを得ない、そんなゆとりのない現代社会。社会人経験ゼロの私が、45歳にして初めて挑む社会派ドラマです」と話している。

 また、水田さんは「宮藤さんの描く社会派は『笑いというチョコレートに包まれた人生という苦いアーモンド』。新しいクドカンワールドの誕生です!」とコメントを寄せている。

 岡田さんは「水田監督と宮藤さんのタッグで、まさか自分に声を掛けていただけるとは。こんなにうれしいことはありません。そして今回同世代の松坂桃李さん、柳楽優弥さんと一緒に一つの作品を作れるといううれしさ。考えるだけで興奮してきます(笑い)」と出演を喜んでいる。

 ドラマは、“ゆとり第一世代”とされる1987年生まれのアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながら奮闘する姿が描かれる。岡田さんは、入社7年目の一般的なサラリーマンで、系列の居酒屋チェーン「鳥の民」に出向を命じられる坂間正和役として出演する。松坂さんは杉並区阿佐ケ谷南小学校教師・山路一豊。柳楽さんは住所不定で客引きとして繁華街を転々としている道上まりぶを演じる。

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