歌手で俳優の福山雅治さんが主演を務める4月スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ「ラヴソング」のヒロインに、20歳のミュージシャン・藤原さくらさんが抜てきされたことが22日、明らかになった。藤原さんはこれが連続ドラマ初出演で「オーディションに合格したと聞いたときは、全く信じられなくて、つい最近まであれは夢だったのではないかと疑っていたんですが、少しずつ実感が湧いてきました」と心境を明かし、「私のことを知っている人も知らない人もビックリだと思うんですが、私もビックリしています! 全力を尽くすので温かく見守ってください」とコメントしている。
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「ラヴソング」はオリジナル作品で、主人公が孤独を背負った女性と出会い、音楽を通して心を通わせ、失いかけた人生を取り戻す物語。藤原さんは、広島の児童養護施設で育ち、大型車の整備・販売会社で働くコミュニケーションが苦手な女性・佐野さくらを演じる。ある日、社内で起こったある出来事をきっかけに企業カウンセラーのもとへ行き、そこで福山さん演じる元プロミュージシャンの神代広平と出会う……という内容。
藤原さんはオーディションで歌唱力、表現力、感受性などの選考基準をクリアし、約100人の中から選出。演技経験は一切ないといい、「演技のことはまだ右も左も分かりませんが、今回オーディションの時に演じてみて、純粋にすごく楽しいなと感じたのでその気持ちを忘れずに学んでいきたいと思います!」と意気込みをコメントしている。
作中には歌唱シーンもあり、藤原さんは「私は元々歌手なのでいつも歌っているんですが、役のさくらは、ひょんなところから歌に出会って変わっていくので、いつもの自分をそのまま出して歌うというよりも、佐野さくらだったらどうやって歌うんだろうというところを考えながら歌っていけたらと思ってます」とコメントしている。
藤原さんのほか、夏帆さん、田中哲司さん、宇崎竜童さん、水野美紀さんが出演することも明かされた。夏帆さんはさくらの姉代わりの存在の中村真美役、田中さんは神代が組んでいたバンドのメンバーで外科医として働く増村泰造役、宇崎さんはライブハウスを経営する笹裕司役、水野さんは神代に密かに思いを寄せる宍戸夏希役を演じる。
番組プロデューサーの草ヶ谷大輔さんは「“人を引きつける歌声”“独特な表現力”“チャーミングなキャラクター”。私たちが初めて藤原さくらさんに出会った時、イメージしていたヒロイン像がそこにはありました。シンガーソングライターの枠を超えて表現者として走り出した藤原さんに、どのようなヒロインを演じていただけるか今から楽しみです」と期待を寄せている。「ラヴソング」は4月スタートで、毎週月曜午後9時に放送。
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