新作ゲーム紹介:「勇者死す。」 “余命5日の勇者”が世界を巡る異色RPG

「勇者死す。」のゲーム画面(C)2016 Nippon Ichi Software, Inc.(C)G-MODE,Shoji Masuda/Pyramid
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「勇者死す。」のゲーム画面(C)2016 Nippon Ichi Software, Inc.(C)G-MODE,Shoji Masuda/Pyramid

 2007~12年にケータイ向けアプリとして配信されたゲーム「勇者死す。」(日本一ソフトウェア)がPSVita向けに発売される。魔王を倒して自らも死した勇者が5日間だけ生き返り、限られた時間の中でさまざまに行動し、その結果としての自分の葬儀を通して世界の復興を繰り返し見届けるという異色のRPGだ。

ウナギノボリ

 ゲームは主人公の勇者が魔王と差し違えて世界を救うところから始まり、魔王との戦いで命を落とした勇者は、神の力で5日間だけ復活をとげる。1日目は最強の状態だが、日を追うごとに徐々に弱っていき、6日目には必ず死亡し、5日間の行動で葬儀の参列者や弔辞の内容が変化する。何度でも初日からやり直すことができ、ゲームはこの繰り返しで進んでいく。

 魔王が倒された結果、世界にはさまざまな対立や不平不満がうずまく。ゲームにはそれぞれの立場を代表する複数のヒロインが登場し、プレーヤーは好きなヒロインに肩入れができる。ただし、日数制限からすべてを満足させる行動は困難だ。時には共に魔王と戦った仲間が敵として登場することもある。

 今作ではグラフィックが一新されたほか、シナリオ総量が2倍に増え、新ヒロインも2人追加された。キャラクターごとに2周目のシナリオも用意され、より複雑で多彩な展開の物語が楽しめる。貴重な5日間になにもせず釣りをして過ごすこともできる。

 勇者死す。(PS Vita) CEROレーティングC(15歳以上対象) 日本一ソフトウェア パッケージ版:6458円 ダウンロード版:5143円 2月25日発売

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