小室哲哉：「J－MELO」OPテーマをつんく♂と初共作　作曲担当「歌詞じゃなくてよかった」

　音楽プロデューサーの小室哲哉さんと、咽頭（いんとう）がん治療のため声帯を摘出したつんく♂さんが国際放送「NHKワールドTV」の音楽番組「J－MELO」の新オープニングテーマを初めて共作したことが9日、明らかになった。つんく♂さんが作詞、小室さんが作曲を担当し、ボーカルは歌手のMay J．さんが務める。

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また同番組の新エンディングテーマは歌手のLiSAさんが担当。同曲は世界中の視聴者から「あなたの国のライブで盛り上がる言葉やフレーズ」を募集し、それを元に制作したという。

　同日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた会見には小室さん、May J．さん、LiSAさんが出席。曲はすでに出来上がっているという小室さんは「ワールドワイドということで心掛けたのは、一回聴いたら口ずさめるメロディーが1カ所でもあるということ」といい、「シンプルさも心掛けました」と笑顔を見せた。

　また小室さんは、つんく♂さんから歌詞はまだ届いていないといい、「世界発信を考えなくちゃいけないので、よくよく考えたら歌詞のほうが大変。詞と曲はいっぺんに作った方が楽なので、ボクが歌詞じゃなくてよかった」とちゃめっ気たっぷりに語った。

　「NHKワールドTV」は約150の国と地域に放送している国際放送。「J－MELO」は2005年から続く同放送の人気番組で、日本音楽の特徴の多様性に着目してポップスやロック、ジャズ、クラシックなどの日本の音楽とアーティストを発信している。司会は引き続きMay J．さんが務め、番組は毎週月曜深夜0時10分から放送。