俳優の小栗旬さんが9日、東京都内で行われた映画「テラフォーマーズ」(三池崇史監督、4月29日公開)の完成披露レッドカーペットイベントで段差につまずき、転倒寸前になるハプニングがあった。共演の山田孝之さんらに支えられて事なきを得た小栗さんは、舞台あいさつで感想を求められると「つまずいてしまって」と照れ笑い。さらに「三池監督が(以前)つまずいて足を骨折していたことが一瞬脳裏に浮かんだ。こけなくてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
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「テラフォーマーズ」は、“人型のゴキブリ”と昆虫の能力を持った人間たちが、未来の火星を舞台に激しい戦いを繰り広げる姿を描いた貴家悠さん作、橘賢一さん画の人気マンガが原作。西暦2599年、人口増加により貧富の差が激しくなり、政府は移住先として火星を地球化(テラフォーミング)する計画を開始し、人が住みやすい環境を作るため、人類より先にコケとある“生物”を送り込んだが、その“生物”が異常進化を遂げ、駆除のために何も知らない貧しい15人が火星に送り込まれ……というストーリー。
イベントには、主演を務める伊藤英明さん、武井咲さん、山下智久さん、山田さんらが集結。伊藤さんが「いままでにない体感型ムービー」と自信をのぞかせると、原作マンガの大ファンで、テラフォーミング計画を立ち上げた天才的科学者の本多晃を演じた小栗さんは「(主人公の)小町小吉は伊藤さんと聞いていたので、完璧なキャスティングで、それだけで十分だなと思った。(撮影は)楽しかったし、自由にやらせてもらった」と笑顔で振り返っていた。
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