植村花菜:音楽で飲酒運転根絶訴え

ステージで歌う歌手の植村花菜さん
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ステージで歌う歌手の植村花菜さん

 音楽を通じて飲酒運転根絶を目指すイベント「SDD(STOP! DRUNK DRIVING) TOWN MEETING」(タウンミーティング)が12日、大阪市北区のハービスプラザエントで行われた。FM大阪が主体となって開催する「SDD PROJECT」の一環。歌手の植村花菜さん(33)らが会場に歌を響かせ、観客に飲酒運転の危険性を訴えた。

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 福岡市で2006年、飲酒運転による3児死亡事故が発生。FM大阪のプロデューサーが4人組バンド「スターダスト☆レビュー(通称スタレビ)」の根本要さんに、啓発のためにできることはないかと持ちかけたのを機にプロジェクトがスタートした。大阪城ホールでのライブなどを毎年開催しており、出演者が演奏前後に飲酒運転根絶を訴えるメッセージを発信する。

 タウンミーティングは大阪市内や兵庫県で開催しており、この日は約300人の観客が会場に集った。ギターを手に「トイレの神様」などを歌った植村さんは「お酒を飲むのは好きで(1歳の子の)授乳が終わったら早く飲みたいくらい」と笑わせた後、ドライブも好きと話し、「お酒も車の運転も、両方とも楽しい出来事にしてほしい」と呼びかけていた。歌手の関取花さん(25)も「私もお酒は好きですが、人様に迷惑をかけない飲み方をしている自負はあるし、そう心がけています」と述べた。

 イベント後の取材に、植村さんは「これだけ痛ましい事故が起きているにもかかわらず、飲酒運転がまだなくならないのは、なんでなんやろうと思う。お酒を飲んでから車に乗ろうとしている人がいたら、けんかになってでも止めないと」と強調。関取さんも「(飲酒運転をしないのは)当たり前のことすぎて、みんなで声を掛け合ったりしないのでは。例えば『SDDというライブに行ってきた』と話すだけでも、変わることがあるかもしれない」と話していた。

 今月27日には、スタレビや音楽ユニット「TRF」などが出演する「LIVE SDD 2016」が大阪城ホールで行われる(チケット受け付けは終了)。FM大阪は同日午後6時から、ライブ出演者のトークを送る特番を放送。同局では、4月7日午後4時から、関西テレビも同16日深夜(17日午前)1時55分から、それぞれライブの模様を放送する。 

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