俳優の市原隼人さんが16日、東京都内で行われたWOWOWのドラマ「ドラマW 双葉荘の友人」の会見に、平松恵美子監督とともに登場。撮影は寒い時期に行われ、平松監督は「この冬、1、2くらいの寒波が来ていたのですが、市原さんは薄着でやって来て、さすが“熱い男”だなって思った。『コート着ていいよ』って、なかなか言い出せなかった」と振り返ったが、実は翌日、体調を崩してしまったという市原さんは「めちゃくちゃ寒かった。やせ我慢していた」と明かし、笑いを誘った。
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「双葉荘の友人」は、プロ、アマ問わずシナリオ作品を発掘する目的の「WOWOWシナリオ大賞」で、2014年に大賞を受賞した川崎クニハルさんの「双葉荘」を映像化。舞台監督の川村正治(市原さん)が横浜港を望む高台のテラスハウス・双葉荘で生活する中で、同じ部屋に住んでいた倉田誠司(中村倫也さん)という画家の“幻影”を見るようになり、“2人”は次第に交友を結ぶようになる……というストーリー。臼田あさ美さんが正治の妻で雑誌編集者の美江を演じるほか、陽月華さん、中嶋朋子さん、中原丈雄さん、吉行和子さんが出演し、WOWOWプライムで19日午後9時に放送される。
平松監督は、市原さんに対して「肉体派」のイメージを持っていたというが、「(市原さんの)お嬢さんの話をしたら、とろけるような笑顔になって、これなら大丈夫だなって思った」とコメント。一方、市原さんは役作りでは「自然体」になることを心がけたといい、“幻影”に対しても「不安、恐怖を感じずに、余計な雑念は除いた」と振り返っていた。
また市原さんは自身に起こった不思議体験を聞かれ、「海外を回っている時期があって、ずっと金縛りにあっていた。日本に帰ってからもそれが続いて……。なんか連れてきちゃったのかな」と苦笑していた。
なお、この日は「第9回WOWOWシナリオ大賞」受賞作も発表。大賞には小山ゴロさんの「稲垣家の喪主」、優秀賞にはさいこりえさんと山口智さんの「50才で、カフェ始めました。」、牧圭一さんの「刑務所の土」、薮野ゆうきさんの「mind dive」が選ばれ、受賞者には同賞の選考委員長を務める崔洋一監督から花束が贈られた。
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