女優の綾瀬はるかさんが主演する連続ドラマ「精霊の守(も)り人」(NHK総合)が19日から放送される。このほど、東京・渋谷のNHKで取材に応じた綾瀬さんは、ドラマでハードなアクションシーンの撮影に挑戦するにあたり、筋力トレーニングとして「腹筋30回を5セット、腕立てふせ200回、腕は筋張って脚は馬のようになりました」と笑顔。「(撮影で)青あざだらけになってスカートがはけませんでした」と言いながら、充実した表情を見せた。
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「精霊の守り人」は、「鹿の王」で第12回本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説「守り人」シリーズが原作。2007年には「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズなどで知られる神山健治監督によりテレビアニメ化もされた。短槍(たんそう)使いの用心棒の女性・バルサと、異世界の水の精霊の卵を宿したため、命を狙われるようになった新ヨゴ皇国の皇子・チャグムとの冒険を描いており、ドラマは“大河ファンタジー”として、同局が大河ドラマで培ったノウハウと最新の映像技術を駆使し、全編4Kで制作される。同作は、シーズン3まであり全22話放送される。シーズン1は全4回。
運動が好きでアクションに憧れを持っていたという綾瀬さんは、今作でのハードなアクションについて「思っていた以上」といい、「(シーズン1の撮影の途中で)アクションも上達してきたのですが、中途半端な形になるのがいやで、撮影のやり直しもお願いした」という。演じたバルサについて「正義感や強さは見習いたいです」と笑顔を見せた。
綾瀬さんは、2013年に放送された同局の主演大河ドラマ「八重の桜」で、スペンサー銃を扱ったが、今回は槍(やり)を振り回すシーンがあり、「スペンサー銃のほうが重かったかな」とおどけ、「本気でやっているとぶつかってしまいそうになる。相手の人を傷つけないように気をつけていた」と撮影を振り返った。
またドラマでチャグムを演じた子役の小林颯(かい)くんについて「(クランクイン当時は)王子みたいな弱々しい感じだったのに、(シーズン1の撮影が)終わる頃には『綾瀬さん大丈夫ですか? 僕についてきてください』って言ったり、人が変わるくらい成長していました」と笑いを交えて語っていた。
ドラマは、NHK総合で19日から毎週土曜午後9時に放送する。
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