国内最大級のアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン)2016」(主催・アニメジャパン)が26日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。アニプレックスやポニーキャニオンなど過去最多となる174社が出展し、早朝からファンが長い列を作った。4月から放送予定のアニメを中心にさまざまな作品が紹介され、人気声優が登場するステージイベントも行われる。
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今年の目玉は、小学生以下と保護者のみが入場でき、入場無料のイベント「ファミリーアニメフェスタ2016」を独立させ、アニメジャパンの一般来場者と完全に分けたことだ。長い列ができる一般の入場口とは別の専用入り口を用意し、ベビーカー置き場や授乳室が設置される。作品も子供向けに特化し、「クレヨンしんちゃん」「ちびまる子ちゃん」「プリパラ」などの作品のブースを設置し、着ぐるみのショーやクイズ大会が開催される。さらにアニメ制作を学べる「キッズワークショップコーナー」や「ファミリーフードパーク」も用意される。
アニメジャパンは、東京都の青少年健全育成条例改正をめぐり、東京都が実質的に開催していた「東京国際アニメフェア(TAF)」と、一部のアニメ関連企業が中心となった「アニメコンテンツエキスポ(ACE)」に分裂していた両イベントが、再集結して14年から開催されている。昨年は3日間で約12万人が来場した。しかしアニメジャパンは、深夜枠の人気アニメを持っていたACE側が主体で運営された経緯もあり、TAF側が持っていたファミリー層の集客に弱さがあると指摘されている。そのため、再集結後からファミリー層の強化を強く打ち出している。
アニメジャパンのメインとなる一般エリアでは、各社が自社作品をアピールするブースを構え、最新のアニメPVなどを次々と公開する。また、事前に応募した人が参加できるステージイベントでは「刀剣乱舞-ONLINE-」や「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」「美少女戦士セーラームーンCrystal」などの有力作品がそろい、人気声優が登場して新情報を発信する。
他にも、クリエーターの体験講座やビジネスセミナー、アニメーション制作の作画と美術をクローズアップして紹介する「Production Works Gallery」などの各コーナーを設ける。
イベントは27日まで。中学生以上は2000円。小学生以下は無料。
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