ビートたけし：高倉健の漫才挑戦秘話明かす　田中邦衛とコンビも無口で断念

　タレントのビートたけしさんが27日、東京都内で行われたアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ」の新CM発表会に、お笑い芸人の劇団ひとりさん、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑さんとともに登場。故・高倉健さんが、たけしさんのラジオ番組での発言に発奮し、かつて漫才に挑戦しようとしたという秘話を披露した。

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　たけしさんはかつて出演したラジオ番組で「いくら高倉健でも漫才はできないだろう」と発言。当時それを耳にした高倉さんは、頭にきて田中邦衛さんに「漫才やろう」と声をかけたという。実際に高倉さんと田中さんはネタ作りにもチャレンジしたと言うが、お互い無口だったため、自己紹介から先が浮かんでこずに断念。後日、たけしさんは高倉さんからこの話を直接、聞いたといい、「『やっぱりたけしはすごいな』ってなったみたいです」と笑顔で明かしていた。

　またたけしさんは「お笑い芸人は総合芸なので器用なんです」と話すと、「特に怖い役、殺し屋や変質者は、お笑いタレントのほうが向いている。だからよく外国ではピエロを使うんだけど、あれは表面上はピエロ、でも内面は悪魔的要素を含んでいるっていう意味」と知識を披露。劇団ひとりさんや澤部さんを感心させていた。

　今回「ワンダ」では、子供や家族の笑顔のために頑張っている日本全国のお父さんを応援するのにふさわしい存在としてたけしさん、ひとりさん、澤部さんをCMキャラクターに起用した。新シリーズ第1弾となる「ワンダ　モーニングショット　手作りシール」編は、朝のオフィスを舞台に、子供を持つお父さんならではのちょっとした笑い話を描き、部長役でたけしさん、たけしさんの部下役としてひとりさんと澤部さんが登場し、CMは29日から放送される。