新井浩文:主演あっちゃんが「カッコいい!」 不倫する役には「共感ゼロ」

ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」について語った新井浩文さん
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ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」について語った新井浩文さん

 前田敦子さん主演の連続ドラマ「毒島(ぶすじま)ゆり子のせきらら日記」(TBS)に出演中の新井浩文さん。新井さんの役柄は、前田さんが演じる主人公のゆり子と不倫の恋に落ちる小津翔太役で、色気のあるスーツ姿や、前田さんとのラブシーンが話題を集めている。「前田敦子はカッコいい」と話す新井さんに、自身の役柄やドラマの見どころについて聞いた。

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 ◇主演・前田敦子は「すごい女優」

 ドラマは、“深夜の昼ドラ”をテーマにしている。前田さん演じる主人公・毒島ゆり子が、政治記者としてがむしゃらに働きながらも、恋愛体質のあまりプライベートでは二股など奔放な恋愛を満喫。新井さん演じる既婚男性・小津と出会い、不倫の恋に落ちて壮絶な最後を迎える……というドロドロの恋愛劇を描いている。

 新井さんは2015年7月期に放送されたドラマ「ド根性ガエル」(日本テレビ)で前田さんと共演し、「それ以降、仲よくさせてもらっていて、あっちゃんの映画はたくさん見ている」という。女優としての前田さんについて「(元AKB48という)アイドルのイメージは強いけれど、出演した映画を見ている限り、すごい女優だなと思う。どんな女優でも10~20代前半はアイドルといわれる傾向にあるけれど、あっちゃんに関しては女優としてすごくカッコいい!」と絶賛する。

 それを象徴するエピソードが今作の撮影現場だといい、「(前田さんは)全シーン出ずっぱりで、むちゃなスケジュールにバタン!と倒れそうだけれど、いかに大変かということを周囲には微塵(みじん)も見せない」と頼もしい一面を見せているという。

 ◇あっちゃんとのラブシーンは「やりたいようにやれてない」!?

 今作は、不倫関係に陥った新井さんと前田さんのラブシーンも見どころだ。新井さんは撮影を振り返り、「(前田さんとのラブシーンは)もう何とも思わないけれど、キスするとか見つめ合うとか10秒くらいすると笑っちゃう」と思い出して照れ笑い。

 また、前田さんに「ラブシーンは素が出る」とアドバイスしたという新井さんは「原田芳雄さんに『いかなる名優もラブシーンは素が出る』と言われて……」と先輩俳優からの受け売りだったことを照れながら明かし、今作の自身のラブシーンは「テレビだからそんな激しくできていないけれど、(素が)出ちゃう。キスの仕方は(素が)出ているかも……。でもすべて順番が決まっているから、やりたいようにはやれていないです!」と話していた。

 ◇不倫には「共感ゼロ」

 不倫について、自身の考えは「あまりカッコいいことではない」ときっぱり。「結婚していないので理想論かもしれないけれど、自分が結婚したら不倫は嫌だ。浮気とは重みが違う」と話し、「自分だったら別れる。2人同時(に愛するの)が無理だから」と自身の恋愛観を語った。

 また、「小津は全然自分の恋愛観と合ってない。共感ゼロ。勝手に想像して演じています」と話し、「『こいつ危ねえ』と思う人はすでにいると思うけれど、『こういう男はダメだよ』という役をやっているので、反面教師にして」と視聴者にメッセージを送る。

 ◇ドラマの見どころは8話 人間のエグい描写に注目して

 新井さんはドラマの見どころとして「(6月放送予定の)8話」を挙げる。「後半に向けて人間のエグい描写に注目してほしい」と話し、「男は理解はできないけれど女性目線の描写がすごく上手に描かれているので、男性は勉強になるのでは」とアピールしていた。ドラマは、TBSで毎週水曜深夜0時10分ほかで放送。

 <プロフィル>

 1979年1月18日生まれ、青森県出身。2001年に映画「GO」で俳優デビュー。主な出演作に「ゲルマニウムの夜」(2005年)、「百円の恋」(14年)、「ど根性ガエル」(15年)、現在はNHKの大河ドラマ「真田丸」で加藤清正役を演じている。出演した映画「星ガ丘ワンダーランド」が公開中。

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