アンジュルム田村芽実:武道館で笑顔で卒業「17年間で一番幸せ」 4年半の活動に終止符

日本武道館で卒業公演を行った「アンジュルム」の田村芽実さん
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日本武道館で卒業公演を行った「アンジュルム」の田村芽実さん

 ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループ「アンジュルム」(旧スマイレージ)の田村芽実さん(17)が30日、日本武道館(東京都千代田区)で行われた「アンジュルム コンサートツアー 2016春 『九位一体』~田村芽実卒業スペシャル~」でグループとハロプロを卒業した。ライブ終盤の卒業セレモニーで田村さんは「皆さんと一緒に歩んできた、一生忘れることのない1752日を胸に抱き、明日から小さいけれど大きな一歩を歩んでいこうと思います」と笑顔であいさつした。最後に一人で再登場した際には涙を浮かべていた。 アンジュルムは、田村さん、和田彩花さん、中西香菜さん、竹内朱莉さん、勝田里奈さん、室田瑞希さん、相川茉穂さん、佐々木莉佳子さん、上國料萌衣さんの女性9人組。2010年5月にスマイレージとしてメジャーデビューし、メンバーの卒業と加入を経て、14年にアンジュルムに改名した。

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 田村さんは1998年10月30日生まれ、群馬県出身の17歳。2011年に前身のスマイレージの2期メンバーとして加入し、約4年半にわたって活動。今後は、かねて希望していたミュージカル女優を目指すといい、田村さんは「これからは歌やダンスの勉強はもちろん、一人前の表現者になって帰ってきます。険しくつらい道のりだと思いますが、私にはこんなに待ってくれるファンがいる。それだけで乗り越える自信があります。時間がかかっても大きく深みのある人間になってステージに戻ってくると皆さんと約束させてください」と宣言した。

 本編終了後、メンバーカラーの紫のサイリウムとともに、ニックネームの「めいめい」の盛大なコールに迎えられ、アンコールのステージに立った田村さんは「めいめーいって、こんな群馬の田舎で生まれて唯の女の子をこんなに応援してくれるなんて一生分の運を使い果たしたんじゃないかというくらい」と感激。「このメンバーのことを心の底から愛しているので、これからもアンジュルムの応援よろしくお願いします」と語り、「夢のような毎日を見させてくれて本当にありがとうございました」と感謝した。

 アンコール終了後、再び会場に「めいめい」コールが鳴り響くと、田村さんは一人で再登場。「私は17年間生きてきたんですが、今日が一番幸せな日ですし、世界中で私以上に幸せな人はいないんじゃないかなって思いました。本当に感謝しています! ありがとうございました! みなさん大好きですー!」とファンに呼びかけていた。

 この日のコンサートでは、新曲「次々続々」「糸島Distance」「恋ならとっくに始まってる」や「大器晩成」、スマイレージ時代の「有頂天LOVE」やデビュー曲「夢見る15歳」などアンコールを含む全24曲を披露。ハロプロのリーダーでアイドルグループ「℃-ute」の矢島舞美さんも駆けつけ、「卒業おめでとう。これからは大勢の役者さんの中でミュージカルのステージに立つめいめいの姿が楽しみです。立つステージが変わっても、いつまでも仲間だよ。4年半本当におつかれさまでした」とねぎらった。

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