犬童一心監督:宮沢りえ×黒木華のシーンに「デ・ニーロとパチーノの対決」

WOWOWの「連続ドラマW グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」のトークイベントに出席した犬童一心監督
1 / 7
WOWOWの「連続ドラマW グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」のトークイベントに出席した犬童一心監督

 6月からWOWOWで放送される宮沢りえさん主演の連続ドラマ「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」(WOWOW)で監督を務めている犬童一心さんが5日、アトレ吉祥寺(東京都武蔵野市)で行われたトークイベントに登場。同ドラマで、人気マンガ家の麻子を演じる宮沢さんと、麻子の助手のミナミを演じる女優の黒木華さんとの共演シーンについて「2人が酔っぱらって話をするシーンがあって、演劇界の頂点にいる宮沢さんと、その位置に行こうとしている黒木さんの共演シーンは、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが対決するようなシーンの迫力さがある」と振り返った。

ウナギノボリ

 続けて、犬童監督は「演出をしているけど、行司をしているような気分だった」といい「演出(の指示)をしなくて済むという撮影で、まったく演出をしないということは(演者が最高の芝居をしたということなので)、最高の演出だったということ」と話した。また、ドラマでミナミの代わりに、麻子のアシスタントになる飯田千里を演じる前田敦子さんについては「無名の頃から知っている。立派な女優になっているところをこのドラマで知ってもらえれば」と話し「宮沢さん、黒木さんらのような強敵を前に頑張っている」とコメントした。

 「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」は、飼い猫とのいとおしい日々を描いた大島弓子さんの自伝的マンガが原作で、2014年に放送されたWOWOWの連続ドラマの続編。08年に女優の小泉今日子さん主演で映画化もされている。続編は前作と同様、原作を基にしたオリジナルストーリーで描かれる。

 トークイベントには、脚本の高田亮さんと、音楽を担当した高田漣さんも出席。物語は、吉祥寺を舞台にしており、今回撮影中にロケ地となった井の頭公園の「井の頭池」の水を抜く「かいぼり」が行われたことから、高田さんは「急きょ、脚本に『かいぼり』を盛り込むことになったが、登場人物たちの心象と『かいぼり』の様子がマッチして、よい出来になった」と裏話も話した。

 また犬童監督は「麻子という主人公をつかめていて、宮沢さんもつかんでいる。次のストーリーがどんどん浮かんでくるので、ぜひ、また続編を作りたい」と意欲を見せていた。ドラマは全5話。WOWOWプライムで、11日から毎週土曜午後10時から放送。初回は無料放送。

写真を見る全 7 枚

マンガ 最新記事