矢吹健太朗漫画賞:集英社が新たなマンガ賞創設 「To LOVEる」作者が審査委員長

「矢吹健太朗漫画賞」のホームページ(C)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社
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「矢吹健太朗漫画賞」のホームページ(C)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社

 人気ラブコメマンガ「To LOVEる -とらぶる-」「To LOVEる -とらぶる-ダークネス」の作者・矢吹健太朗さんの名を冠した新たなマンガ賞「矢吹健太朗漫画賞」を集英社が創設したことが28日、分かった。ラブコメを含む全ジャンルのマンガが対象で、矢吹さんが審査委員長を務める。マンガ投稿サイト「少年ジャンプルーキー」で9月30日まで投稿を受け付けている。

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 賞金は大賞が50万円、準大賞が10万円、奨励賞が5万円で、大賞と準大賞の受賞者は、矢吹さんから直接トロフィーが授与され、作品はマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」に掲載される。応募作品は「少年ジャンプルーキー」で投稿後に即時公開され、結果発表は11~12月ごろを予定している。

 審査委員長の矢吹さんは「何だか気恥ずかしいですが、ラブコメの審査員をさせてもらえるということになりました。最近はラブコメというより、なんか別物になりつつあるマンガを描いてる僕ですが、ラブコメを描く上で重要だと考えている要素があります。それは主人公が読者の感情移入できる存在であること。どんなに魅力的なヒロインを描いても、主人公が読者に好かれない奴では、その恋を応援してもらえません。ヒロインだけでなく主人公もよく吟味して作ってください。そして、ラブコメと言っても世界観や人物設定は、いろいろやれる可能性があると思います」とコメントを寄せている。

 矢吹さんは1998年「週刊少年ジャンプ増刊赤マルジャンプ」(集英社)で「邪馬台幻想紀」でデビュー。代表作に「BLACK CAT」「To LOVEる -とらぶる-」「迷い猫オーバーラン!」など。2010年から「ジャンプSQ.」(同)で「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」を連載中。

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