キンコン西野亮廣:“芸人引退”から「主任」に パインアメPRで辞令交付「迷走してません」

名刺と社員証を手に笑顔の「キングコング」の西野亮廣さん
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名刺と社員証を手に笑顔の「キングコング」の西野亮廣さん

 お笑い芸人を“引退”し、絵本作家に肩書きを変更するとブログで表明したお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが28日、「パインアメのオッチャン」として配布しているパインアメの製造元「パイン」から「特命配布主任」の辞令を受けたことが明らかになった。西野さんは「芸人を引退するとか、係長になるとか、『西野は迷走してるんちゃうんか』と思われているかもしれませんが、大丈夫です。しっかりやってます」と最近のお騒がせ発言について語った。

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 西野さんは、27日に放送されたバラエティー番組「EXD44」(テレビ朝日系)で、普段からSNSで西野さんに辛らつな意見を寄せる“ネット住民”と、実際に会って話し合うという企画に登場。現在、芸人としての活動と並行して絵本を描いている西野さんは「なぜ芸人なのに絵本を描いてるのか?」と手厳しく意見され、「絵本作家と言って、漫才をしたり、テレビに出たりするのはいいのでしょう?」と番組内で芸人引退を宣言。28日に公式ブログで、「【お笑い芸人】キングコング西野、引退」というタイトルでブログを更新し、「お笑い芸人は本日をもって引退します。デビューから16年、本当にありがとうございました」と“芸人引退”を表明していた。

 西野さんは3月、MCを務めるバラエティー番組「ガリゲル」(読売テレビ)のイベント「ガリゲル音楽祭 おとあい」のオープニングトークで、楽屋にあった「パインアメ」を配り、会場を盛り上げた。終演後も来場者がツイッターなどで拡散し、大評判になったことを、「パインアメ」の製造元が知り、「自身のライブでまた配りたい」という西野さんに業務用のパインアメ10袋(10キロ)をプレゼントされた。西野さんは、ライブだけでは配り切れないことから、パインアメを持ち歩き、道行く人から声をかけられたら、ただでアメを渡し、代わりにSNSで拡散して好感度を上げてもらおうと考え、ブログで「パインアメのオッチャンになる!」と宣言。さまざまな場所でパインアメを配布、この活動に対し、21日には製造元の「パイン」の上田豊社長から感謝状が贈られていた。さらに発展して、同社が設定している8月8日の「パインアメの日」まで配り続けてほしいと「特命配布主任」の辞令を交付した。

 西野さんは絵本制作用のアトリエで辞令と名刺、社員証を受け取り、「こんなのもらったのは初めて。8月8日までしっかりパインアメを配っていきたい。『主任』というので出世もできるのかな?」と意欲を燃やしていた。

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