注目アニメ紹介:「orange」 “未来からの手紙”を巡る青春SF 実写映画化もされた人気作

「orange」のキービジュアル(C)高野苺・双葉社/orange製作委員会
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「orange」のキービジュアル(C)高野苺・双葉社/orange製作委員会

 シリーズ累計発行部数が450万部を超える青春SFコミックが原作のテレビアニメ「orange」が、3日深夜からスタートする。2015年末には実写映画が公開され、累計興行収入は32億円を記録するなどヒット。高校生の恋愛模様が描かれる一方で、「未来の自分から届く手紙」を軸にしたSF要素を持つドラマが展開される。

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 原作は高野苺さんが「月刊アクション」(双葉社)で連載した人気マンガ。高校2年生になった4月の始業式の日、主人公の高宮菜穂(たかみや・なほ)に届いた「手紙」。その差出人は、10年後の26歳の自分からだった。初めはイタズラかと思ったが、そこに書かれていることは次々と現実に起こる。東京から成瀬翔(なるせ・かける)が転校してくること、5月には菜穂が翔を好きになること……。そして17歳の冬に翔が亡くなってしまうこともつづられていた。

 そんなある日、菜穂はクラスメイトの須和弘人(すわ・ひろと)に、10年後の弘人が書いた手紙を見せられる。さらに、同じクラスの村坂あずさや茅野貴子(ちの・たかこ)、萩田朔(はぎた・さく)にも未来の自分からの手紙が届いていた。 翔を失った「26 歳の菜穂」の後悔と願いを知った「16 歳の菜穂」が、4人と協力して「翔がいない未来」を変えようと努力する姿が描かれる。

 「PSYCHO-PASS サイコパス」などの花澤香菜さんが菜穂、「ハルチカ~ハルタとチカは青春する~」などの山下誠一郎さんが翔を演じるほか、声優として古川慎さんや高森奈津美さんも出演する。「STEINS;GATE」「テラフォーマーズ」などの浜崎博嗣さんが監督で、「ルパン三世」などのテレコム・アニメーションフィルムがアニメを制作する。放送はTOKYO MX、テレビ愛知ほか。

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