注目ドラマ紹介:「神の舌を持つ男」向井理が“絶対舌感”で事件解決 堤幸彦ワールド全開のコミカルミステリー

ドラマ「神の舌を持つ男」第1話の一シーン。主人公蘭丸を演じる向井理さん(C)TBS
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ドラマ「神の舌を持つ男」第1話の一シーン。主人公蘭丸を演じる向井理さん(C)TBS

 向井理さんが主演、「TRICK」「SPEC」シリーズの堤幸彦さん演出の連続ドラマ「神の舌を持つ男」(TBS系、金曜午後10時)が8日、スタートする。舌に乗せたものを検査機器並みの精密さで分析できる“絶対舌感”を持つ男・ 朝永蘭丸(ともなが・らんまる)ら男女3人がボロ車に乗って、謎の温泉芸者“ミヤビ”を探す秘湯の旅に出て、行く先々で事件に巻き込まれる……というコミカルミステリーだ。

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 向井さんは「ドラえもん」ののび太のような丸めがねでさえないルックスの京都大学薬学部の大学院生で、”絶対舌感”で事件の謎を解いていく。ともに旅をするのは、流浪の骨董屋で2時間サスペンスマニア、“ウザカワ女”の甕棺墓光(かめかんぼ・ひかる、木村文乃さん)、暴走しがちな2人を鋭い突っ込みでまとめる唯一まともな人格者?の宮沢寛治(佐藤二朗さん)。蘭丸とともにギャグやパロディーが満載された“堤ワールド”全開のやりとりを繰り広げる。

 今作には、連続ドラマ初タッグとなる向井さんと堤さんに加え、「SPEC」シリーズの植田博樹プロデューサー、脚本は「相棒」シリーズの櫻井武晴さんと、ドラマ界のヒットメーカーが勢ぞろい。第1話は片平なぎささんら2時間サスペンスの女王たちが続々登場するという豪華な展開だ。

 第1話では、謎の温泉芸者“ミヤビ”を探し、旅に出た3人が、栃木県の奥日光にある秘湯「湯西川温泉」にたどり着く。温泉地に到着すると、ミヤビが男と立ち去っていくところで、あわてて後を追おうとするが、車がガス欠で立ち往生。落胆する蘭丸をよそに、寛治は宿の女将(片平さん)に、温泉で客の背中を流し、あかすりやマッサージをする「三助」をするので、1泊させてほしいと申し出る。実は、蘭丸は“伝説の三助”といわれる「大津のヘースケ」・ 朝永平助(火野正平さん)の孫で、弟子でもあったのだ。そこへ、近くの川で死体が発見されたと、温泉組合長の石原(大河内浩さん)が駆け込んできて……というストーリー。

 向井さんら3人組が、日本全国の温泉地を舞台に織りなす、ギャグとミステリー満載の堤ワールドが最大の楽しみだが、“演歌の女王”坂本冬美さんが歌う主題歌「女は抱かれて鮎になる」にも注目だ。ドラマは毎週金曜日午後10時から。初回は15分拡大で放送される。 

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