注目映画紹介:「コープスパーティー Book of Shadows」乃木坂46・生駒が再び決死のサバイバルに挑戦

映画「コープスパーティー Book of Shadows」のメインビジュアル (C)2016 Team GrisGris/MAGES./5pb./映画「コープスパーティー Book of Shadows」製作委員会
1 / 6
映画「コープスパーティー Book of Shadows」のメインビジュアル (C)2016 Team GrisGris/MAGES./5pb./映画「コープスパーティー Book of Shadows」製作委員会

 アイドルグループ「乃木坂46」の生駒里奈さんの主演映画「コープスパーティー Book of shadows」(山田雅史監督)が30日に公開される。映画は、コミカライズやアニメ化もされたホラーゲームを基に実写化したもので、昨年公開された「コープスパーティー」の続編。前作から半年後、呪いのおまじないで怨霊のすむ異空間に飛ばされた女子高生が、死んだ仲間を取り戻すべく再び悲劇の舞台となった小学校に向かい、新たな事件に巻き込まれる……。主演の生駒さん、俳優集団「D-BOYS」の池岡亮介さん、モデルの前田希美さんら前作からのキャストのほか、石川恋さん、青木玄徳さん、「欅坂46」の石森虹花さんらが新たに今作から出演している。

ウナギノボリ

 呪いのおまじない「しあわせのサチコさん」を行い、怨霊のすむ異空間に飛ばされた女子高生・直美(生駒さん)は、幼なじみの哲志(池岡さん)や親友の世以子(喜多陽子さん)など多くの仲間を失った。半年後、直美とあゆみ(前田さん)は、死んだ友だちを取り戻すため、悲劇の舞台となった天神小学校へと向かう。同じおまじないで別の学校からとらわれて来た刻命(青木さん)たちと合流した直美らは、生還への道を模索するが……というストーリー。

 前作はゲームシリーズと同じく、血しぶきや内臓といった描写がなかなか衝撃的だったが、今作でも冒頭からグロテスクなシーンが全開で楽しませてくれる。生駒さんや前田さんをはじめ、女性陣の悲鳴はホラー映画には欠かせない要素の一つだが、あまりの怖がりぶりに、なんでもないようなシーンでも何かあるのではと警戒してしまうほどだ。そういったリアクションだけでなく、生駒さん演じる直美は今回、謎解き担当のメインなので、さまざまな表情を見せてくれる。

 また、「欅坂46」の石森さんが今作が映画初出演とは思えないほどの演技で、キーパーソンとしていい味を出し、ドラマを盛り上げている。前作以上のインパクトあるラストには思わず言葉を失う。映画内の出来事が三次元で実際に起きたら……と考えると、寒気がしてしまった。主題歌は前作から引き続き、ゲーム・アニメすべてのシリーズに楽曲を提供した歌手で声優の今井麻美さんが担当。新曲「砂漠の雨」を歌っている。30日からシネ・リーブル池袋(東京都豊島区)ほか全国で順次公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

写真を見る全 6 枚

映画 最新記事