国内ゴジラシリーズ29作目「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督・脚本、樋口真嗣監督・特技監督、7月29日公開)が、8月1日までの公開4日間で観客動員71万人、興行収入10億円を突破。これによって、1954年に公開された怪獣映画「ゴジラ」から新作「シン・ゴジラ」まで、国内で製作された29作品の「ゴジラシリーズ」の動員数が、累計で1億人を突破したことが3日、明らかになった。邦画実写シリーズで動員1億人突破は史上初となる。
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ゴジラシリーズは大別すると、第1期「昭和ゴジラシリーズ」(1954~75年)、第2期「平成ゴジラシリーズ」(1984~95年)、第3期「ミレニアムゴジラシリーズ」(1999~2004年)に分けられ、作品や時代によってキャラクター設定やデザインが異なる。
最新作「シン・ゴジラ」は、「ゴジラ FINAL WARS」(04年)以来、日本で12年ぶりに製作された最新作で、「ゴジラ」シリーズでは1954年の「ゴジラ」以降初めて、「ゴジラが初めて現れた世界」を描いた作品になっている。人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野さんが脚本・編集と総監督、「進撃の巨人」の樋口さんが監督を務めた。長谷川博己さん、竹野内豊さん、石原さとみさんのほか高良健吾さん、ピエール瀧さん、大杉漣さん、柄本明さんら総勢300人以上のキャストが出演し、ゴジラの動きを狂言師の野村萬斎さんがモーションキャプチャーで担当したことも話題になっている。
山内章弘エグゼクティブプロデューサーは「『シン・ゴジラ』のコンセプトは『ニッポン対ゴジラ』ですが、今回、シリーズ動員1億人突破という記録を打ち立てられたのは、日本国民皆さんにゴジラを愛していただいた、まさに『ニッポン愛ゴジラ』のたまものです。本当にありがとうございました。1954年に誕生した初代『ゴジラ』の精神を受け継ぎ、進化した今回の『シン・ゴジラ』も、今までの作品同様、50年、100年と皆さんに愛していただければ、こんなにうれしいことはありません」とコメントしている。
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