コミケ90:コスプレも「ポケモン」が大人気 「ラブライブ!」「リゼロ」も

「コミックマーケット90」のコスプレエリアに登場したコスプレーヤー
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「コミックマーケット90」のコスプレエリアに登場したコスプレーヤー

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の国内最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)90」のコスプレエリアでは、人気キャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーが自慢の衣装を披露している。コミケでは毎回、そのときの流行を反映したコスプレが披露されるが、初日の12日はゲームアプリ「ポケモンGO」が人気ということもあり、「ポケモン」関連のコスプレーヤーの姿が多く見られた。

 「ポケモン」のコスプレは、トレーナー以外にも、ピカチュウなど人気モンスターを擬人化したコスプレも見られるなど人気を集めていた。コスプレタレントの綾川ゆんまおさんは「コミケに参加するコスプレーヤーはトレンドをいち早く取り入れる傾向がありますが、今回は予想通り『ポケモン』のコスプレが人気です。『ポケモン』のコスプレはこれまでも一定の人気がありましたが、ここまで多いのは初めて」と話している。

 また、「ラブライブ!」は、新プロジェクト「ラブライブ!サンシャイン!!」のテレビアニメが7月にスタートしたこともあり、人気が落ち着くかと思われたが、依然、多くのコスプレーヤーが見られた。綾川さんは「コスプレも『ラブライブ!』は一過性のブームではなく、根強い人気となっています。これからもこの人気は続きそうです」と話している。また、現在放送中の「Re:ゼロから始める異世界生活」のコスプレーヤーも多く見られた。

 コミケは、1975年に始まったマンガやアニメ、小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。コスプレは近年“長もの”と呼ばれる小道具の使用を認めたり、撮影が可能なエリアを拡大するなどルールが変更された。また、2020年開催予定の東京五輪に向けて、東京ビッグサイトが拡張工事中のため、今回のコミケでは、かつてコスプレエリアとして利用されてきた西地区の屋外展示場が使用できず、近隣の東京臨海広域防災公園でもコスプレを楽しめるようになった。コミケでコスプレをするには1日あたり800円の登録料が必要。14日まで。

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