高畑充希:「とと姉ちゃん」クランクアップに涙 「最高の家族。幸せでした」

朝ドラ「とと姉ちゃん」のクランクアップを迎え、涙する高畑充希さん
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朝ドラ「とと姉ちゃん」のクランクアップを迎え、涙する高畑充希さん

 女優の高畑充希さんが主演するNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が25日、クランクアップを迎え、東京・渋谷の同局で会見が開かれた。昨年11月9日の東京都小金井市内でのクランクインから約9カ月半にわたってヒロインの小橋常子を演じてきた高畑さんは、常子の亡き父・竹蔵役の西島秀俊さんと最後のシーンを撮影。モニターチェック後に、駆け付けた母・君子役の木村多江さん、小橋家の次女・鞠子役の相楽樹さん、三女・美子役の杉咲花さんから花束を贈られ、こらえきれずに涙を流した。

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 高畑さんは「なんか終わることってあるんですね。一生終わらないんじゃないかって」と冗談めかしつつ、「バラ色の日、限界の先に行ってしまい沼に落ちてしまうような日、いろいろな日がありました。迷ったり、転んだりした時も全部、とと姉ちゃんチームが見ていてくれて、助けてくれて、守ってくれて、大切に大切にしてもらいました。最高のチーム、最高の家族でした。私はとと姉ちゃんでいられて幸せでした」と万感の思いを込めて語った。
 最後の撮影は、10月1日に放送される第156回の昭和49年、54歳になった常子が、夢の中で父の竹蔵(西島秀俊さん)と“再会”を果たし、「あなたの暮し出版」の中を案内。竹蔵が亡くなってからのこれまでの出来事を振り返り、常子が竹蔵にほめられて涙する……という内容だった。
 会見には高畑さんのほか、西島さん、母・君子役の木村多江さん、小橋家の次女・鞠子役の相楽樹さん、三女・美子役の杉咲花さんらも出席。セレモニーでは、スタッフからキャストに花束が贈られ、記念のくす玉が割られた。

 「とと姉ちゃん」は94作目の朝ドラで、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎮子の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった常子(高畑さん)が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。

 原作と脚本は、「実験刑事トトリ」シリーズ、「怪物くん」「妖怪人間ベム」、アニメ「TIGER&BUNNY」などを手がけた西田征史さんが担当。宇多田ヒカルさんが主題歌「花束を君に」を手がけたことも話題になっている。NHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。全156回。最終回は10月1日に放送される。

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