アイドルグループ「乃木坂46」の白石麻衣さんが出演する映画「闇金ウシジマくん Part3」(山口雅俊監督)が22日、公開された。違法な高金利で金を貸す金融会社と、債務者たちの姿を軸に、億単位のマネーゲームを描く今作。ヒロイン役で初のキスシーンにも挑戦し、「成長につながったと思う」と語る白石さんに撮影の裏話や、女優業などについて聞いた。
ウナギノボリ
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「闇金ウシジマくん」といえば、違法な高金利で金を貸すカウカウファイナンス社長の丑嶋(ウシジマ=山田孝之さん)が、不良債務者たちを容赦なく追い込む姿がリアルに描かれる。白石さんは「ハードで危険な世界のイメージがありますが、パート3でも、思わず笑ってしまうようなユーモアがあるシーンもあります。台本を読んだときは、ハラハラドキドキがすごかったですが、完成した作品を見て、すごく面白いと感じました」と笑顔を見せる。
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の同名マンガが原作で、これまでに3度にわたって深夜に連続ドラマ化、2012年、14年に劇場版が公開された。映画の第1弾には元AKB48の大島優子さんも出演しており、白石さんは「そのような作品に出演することができて本当にうれしかった」とにっこり。「でも、オファーの話を受けたときは、演技の経験が少ないのに大丈夫かなって不安もありました」と明かす。
白石さんが演じたのは、人生の一発逆転を狙って億単位のマネーゲームに身を投じていく派遣社員の沢村真司(本郷奏多さん)を応援するタレントの麻生りな。「私とは正反対の性格のキャラクターで、とても芯が強く、積極的で自分から行動を起こしていくタイプ。私にはなかなかまねできないので、女性としてかっこいいと思いました。夢に向かって頑張っていく姿には共感できました」と語る。
劇中では、初のキスシーンにも挑戦しており、「緊張はしてましたけど、意外と落ち着いて演じることができました。りなから行動を起こすシーンなので『私が頑張らないと』って(笑い)」と“女優魂”に火が付いた様子。「(キスシーンは)お芝居の一つです。今後、女優さんのお仕事もまたやってみたいと思うので、今回の演技は私の成長につながったと思います。もっと頑張りたいなって思いました」と女優業への意欲を語っていた。
<プロフィル>
しらいし・まい。1992年8月20日生まれ。「AKB48」の公式ライバルとして2011年に結成された「乃木坂46」に1期生として参加。バラエティー番組「乃木坂工事中」(テレビ愛知・テレビ東京系)などのほか、ソロで競馬バラエティー番組「うまズキッ!」(フジテレビ系)にも出演している。
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