柴咲コウ:大河主演で「人間力を鍛える」 ロケ地・浜松で決意新た

「おんな城主 直虎」取材会に登場した柴咲コウさん
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「おんな城主 直虎」取材会に登場した柴咲コウさん

 2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で主人公の井伊直虎を演じる女優の柴咲コウさんが7日、ドラマの舞台である浜松市内で会見した。「直虎」を名乗る前の出家した「次郎法師」役の衣装で現れた柴咲さんは、直虎の役作りについて聞かれると、「人間力を鍛えること」と即答。「心を閉ざさず、いろいろな人と話をしたり、交流していこうと。苦手なんだけど、とにかく興味を持って話してみるというのは実践しているところ」と明かした。

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 また、直虎との共通点を聞かれると「負けん気の強さだったり、周りがだめといっても突進していくところとかは似た所かなと思う」と回答。「何事にも挑戦していくことが生きる喜びだったりするので、それを(ドラマでも)出していけたら」と意気込んだ。

 会見はロケ地で、井伊家ゆかりの地という浜松の「久留女木の棚田」で行われ、柴咲さん、直虎のいいなずけ・亀之丞(後の井伊直親)を演じる三浦春馬さん、井伊家筆頭家老の鶴丸(後の小野政次)役の高橋一生さん、曽祖父の井伊直平役の前田吟さんが出席した。

 今作が初の大河ドラマ出演となる柴咲さんは、9月から始まった撮影の感想を聞かれ「セットがすごい。外か中か分からないぐらいのセットを組まれるので。外の気分で撮れたので驚いた」と感嘆。

 静岡は、幼い頃に知り合いがいる関係で夏休みのほとんどを過ごしていた縁がある場所だといい、「その土地の人と交流をもったり、顔を見て応援していますと言われるとそれが励みになって、1月から放送が始まることを再認識して、撮影により集中して臨もうと意欲が湧いてきている」と決意を新たにしていた。

 ドラマは、激動の戦国時代に男の名を名乗り、井伊家の家督を継ぎ“おんな城主”となった女性・井伊直虎の生涯を描く。直虎は幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母。井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれるが、戦のたびに当主を殺され、男の名で家督を継ぎ、駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と三つの大国が虎視眈々(たんたん)と領地を狙う中、己の知恵と勇気を頼りに仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延びていく。

 オリジナル作品で、脚本は「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN-仁-」「天皇の料理番」などの森下佳子さんが担当する。NHK総合ほかで17年1月8日から。

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