芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」は10日から第2週「しあわせの形」に入る。すみれの初恋は思いを告げることなく終わってしまうが、坂東家を守りたい一心で父・五十八(生瀬勝久さん)からきた縁談をすぐに承諾する……。
ウナギノボリ
ついにクライマックス!「不適切にもほどがある!」
「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。
第1週「想いをこめた特別な品」では、繊維会社を営む父の五十八(生瀬勝久さん)、姉のゆり(内田彩花さん)と一緒に神戸の洋館で暮らすすみれ(渡邉このみちゃん)は、入院中の母・はな(菅野美穂さん)にあげようと初めて刺しゅうに取り組むもうまくいかないでいた。ある日、屋敷に出入りする靴屋の麻田(市村正親さん)のもとを訪れ、「下手でも思いを込めてものを作ることが一番大事」という言葉を胸に刻み込んだすみれは、はなに会いにいき、幾度となく作り直した刺しゅうをやっと手渡す。
そして、余命いくばくもないはな(菅野美穂さん)が一日だけ帰宅し、すみれたちと家族と最期の時を過ごすことになり、すみれは別れ際に「思いを伝えられる“べっぴん”(別品)を作れる人になる」と、はなと約束する……という展開だった。
第2週「しあわせの形」では、女学生になったすみれ(芳根京子さん)は、幼なじみの潔(高良健吾さん)に思いを寄せていたが、姉のゆり(蓮佛美沙子さん)と結婚することになり、思いを告げることなく失恋する。潔とゆりの結婚式の時、祖母のトク子(中村玉緒さん)から父・五十八と母・はなの苦労話を聞いたすみれは坂東家への思いを強くし、五十八からきた縁談話をすぐに承諾するが、その相手は意外な人物で……というストーリー。物語は一気に進んでいく。
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