東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」(植田尚監督)が29日に公開される。2010年に結成された同ユニットの歴史を、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて仕立てた青春ストーリーで、ボイメンのメンバーが自分自身を演じている。メンバーに同作への思いや今後の目標などを聞いた。第8回は辻本達規(たつのり)さん。全10回。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
映画は、メンバー10人が「ボイメンハウス」と呼ばれる合宿所で同居しているという設定。合宿所での日常や、それぞれの問題や課題に直面しながらも、グループや個人として輝こうと奮闘する姿が描かれる。
同作を「10年後、20年後にメンバー全員で見たい」という辻本さん。自身の役どころは“素”の自分が大いに投影されているようで、「リアルが95(%)」と明かす。一方で、複数のメンバーから「アップ(の撮影)になると力んでいた」と突っ込まれ、「アップは見せ場だと思っているんで、力が入っちゃったりして……。やっぱり、『ここだ!』と思っちゃいましたよね。よく見せようと思って格好もつけちゃったから、結果、引きの画(え)が使われていました。そういうこともありましたね……」と照れ笑いする。
結成からこれまでの変化を聞くと「筋肉がつきました。筋肉だけで7キロぐらい」と明かす。「仕事でもないし、事務所に体重管理をされているわけでもない」としながら、サッカー・ポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウド選手の体を目標にトレーニングを続けており、「忍耐力や、続けることの大事さが身につきました」と明かす。
「(トレーニングには)行っても行かなくてもいいんです。自分の時間はすごく短いし、疲れていて帰りたいなと思うこともあるんですけど、自分に負けずにやり続けること(を学んだ)。これまで三日坊主なところが多かったけれど、筋肉が育つにはとても時間がかかるらしいので、筋肉痛を繰り返して、地道にやってきたんだなと思います」と振り返る。忙しさが増した今も「ペースを上げて、週に3~4回行っています」と努力家の一面を見せた。
「地元を愛し、愛され続けるグループでありたい」という辻本さん。同グループが結成10周年を迎える20年までに「日本でなにかで一番になっておきたいですね」と目標を掲げた。
<プロフィル>
つじもと・たつのり。1991年5月17日生まれ。岐阜県出身。特撮ドラマ「黄金鯱伝説グランスピアー」で主演したほか、松井玲奈さん主演のスペシャルドラマ「名古屋行き最終列車」や、河北麻友子さんが主演した「白鳥麗子でございます!」のドラマ版、映画版などに出演した。
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