芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」は21日から第8週「止まったままの時計」に入る。ようやく帰還した紀夫(永山絢斗さん)だったが、戦地での過酷な経験から、人を信じられなくなっていて、すみれ(芳根さん)にも店を辞めるように言う。すみれは出征前とすっかり変わってしまった紀夫の姿に心を痛めるが……。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる
第7週「未来」では、すみれは、夫の紀夫の両親から「息子は戦死したかもしれない、もう待たないでくれ」と懇願され困惑。それでも悲しみと不安に耐え、仕事に没頭する。そんなすみれを栄輔(松下優也さん)は必死に励ます。父・五十八(生瀬勝久さん)からも前を見て生きるように諭され、すみれは日に日に追いつめられていくが、紀夫の帰還を告げる手紙が届き、神戸を見下ろす高台で桜を見上げているすみれの前に紀夫が現れる……という展開だった。
第8週「止まったままの時計」では、ようやく帰還したものの、戦地での過酷な経験から、紀夫は人間不信になっており、歓迎会でも横柄な態度をとる。すみれは、出征前とすっかり変わってしまった夫の姿に心を痛めるが、どうすることもできない。一方、坂東営業部復活の目玉として、ゆり(蓮佛美沙子さん)と潔(高良健吾さん)は、婦人服ファッションショーを計画。すみれたちもドレスの縫製を手伝うことになるが、紀夫はすみれにファッションショーの仕事を最後に店を辞めるように言う……。
喜びもつかの間、戦争で人間不信になってしまった紀夫にすみれの思いは届くのか、2人は以前のような幸せな日々を取り戻すことができるのか注目だ。
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