天才クイズ:大人150人が懐かしいメロディーに歓声 東海地区でおなじみ視聴者参加番組が復活

3日に東海エリアで放送されるクイズ番組「Pasco オトナの天才クイズ」の収録の一場面=CBCテレビ提供
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3日に東海エリアで放送されるクイズ番組「Pasco オトナの天才クイズ」の収録の一場面=CBCテレビ提供

 1967年~2004年にCBCテレビ(名古屋市中区)で放送された子供向けクイズ番組「天才クイズ」が、大人向けクイズ番組「Pasco オトナの天才クイズ」として1日限りで復活し、東海エリアで3日午後4時に放送される。このほど、名古屋市内で収録が行われ、50チーム150人の参加者は、懐かしいテーマ曲と「天才博士」の声が聞こえると大きな歓声を上げた。

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 「天才クイズ」は、主に小学生を対象にした視聴者参加型のクイズ番組。37年にわたり1930回放送され、出場した子供は延べ11万2704人に上り、東海エリアでは抜群の知名度を誇る。「天才博士」が出題した問題に対し、○か×の帽子をかぶって解答する二択形式で、全問正解すると「天才賞」が授与された。

 「オトナの天才クイズ」は、CBCテレビの開局60周年プロジェクト「60(ロクマル)サンキュー!」の一環で放送。8月末に18歳以上の参加者を募集したところ、1カ月で500組以上の応募があり、筆記と面接のオーディションをへて、10代~70代までの50組150人が選ばれた。お笑いコンビ「スピードワゴン」、清水ミチコさん、至学館大学レスリング部の栄和人監督、リオ五輪レスリング金メダリストの土性沙羅選手、川井梨紗子選手、登坂絵莉選手も出演する。

 今回は、相談可能なチーム戦と、相談不可の個人戦で構成。参加者は「ご意見番」として出演した栄監督や、小沢さんらの解説にまどわされながらクイズに挑戦した。

 同局の小森耕太郎プロデューサーは「(60周年の記念に)『復活してほしい』というリクエストが非常に多く、この番組がシンボル的な存在だったことがよく分かりました」と感慨深げ。「デジタルの時代になりましたが、あえて帽子をかぶるという懐古を感じていただける部分はしっかり残しました」と○×の帽子をかぶる演出にこだわったといい、「出演者と同じく『ドッキンドッキンどっちかな』を感じてください」と呼びかけている。

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