“男性視点”の写真集「だーりおといっしゅうかん。」と“女性視点”の写真集「だーりおのいっしゅうかん。」(ともに集英社)を11月28日に発売した女優でモデルの内田理央さん。どちらの写真集でも“ほぼ裸”という限界露出に挑戦しており、中でも「だーりおといっしゅうかん。」では、表紙から大胆なバックショットで大きな話題を呼んでいる。その一方で「だーりおのいっしゅうかん。」では「昔から、自分の顔も体形も性格も、何一つ好きなところがなくてコンプレックスだらけ」と告白。話題を集めている“お尻”も「私は全然好きじゃない。できることなら普段は隠したいって思うし、プリッとしてないシュッとしたお尻に憧れる」と明かす。“お尻推し”の理由や、2冊の写真集の見どころについて聞いた。
◇2冊の写真集は「女子高と共学の違い」
内田さんは1991年9月27日生まれの25歳。「仮面ライダードライブ」のヒロイン役で注目されたほか、映画「血まみれスケバンチェーンソー」で主演を務めるなどし、女性ファッション誌「MORE」(同)の専属モデルとしても活動している。内田さんが写真集を2冊同時に発売するのは今回が初めてで、「だーりおといっしゅうかん」は、雑誌「週刊プレイボーイ」(同)が編集し、男性視点による「ハワイ1週間旅行」がテーマ。セクシーなビキニやTバック風の下着姿、バスタオル一枚の入浴シーンや“お尻ヌード”にも挑戦している。撮影は男性カメラマンが担当した。
内田さんは“女性視点”の「だーりおのいっしゅうかん。」と比べて、「よりデートチックになっている」といい、「女子高と共学の違いというか、男の人の目が入ると、ちょっとでも可愛く写りたいって気持ちが入るので、男の子の目を意識した可愛く見せようとしている私がいる」と分析する。
お気に入りは、表紙にも使われている大胆なバックショット。美しい背中をあらわにし、さらにお尻部分が透けた黒の下着というインパクトのあるカットで、公開と同時に大きな反響を呼んだ。内田さんは「お尻の透けている下着も撮影前に『こういうのがやりたい』って私がアイデアを出したんですけど、こんなに反響をいただけると思ってなくて驚きました」と恥ずかしそうに笑う。
さらに「実は女の子からするとお尻部分が透けている下着って、なくはない」とし、「でも、もしかしたらお尻を全部出しているより、透けているってことにみんながハッとしてくれたのかなって発見もあって。一枚、薄い布があることによってドキッとするというか。あとは女の子からも『めっちゃ可愛い』って言ってもらえたことがお気に入りの理由です」とうれしそうに話した。
◇20代最後の写真集になる?「やりきった感ある」
女性視点で撮影された女性ファッション誌「MORE」編集版の「だーりおのいっしゅうかん」は、ラフな部屋着や下着姿に加え、すっぴんや入浴&シャワーシーン、牛丼屋での一人メシ、妄想コスプレも収録と、より“素”に近い内田さんの表情が満載。内田さんも「私の1週間の生活をのぞき見しているような感じ。普段の生活により近いし、こっちのほうが露出しているかも」と話す。
メーク術、お気に入りのネイルやマンガも紹介したスタイルブックふうの作りで、「ここのメークはどうなっているんだろうとか、この洋服はどこのなんだろうって、細かいところまで見るのが女の子。普段も、インスタでメーク方法やカメラのアプリのことを、すごく聞かれるので、(写真集に)入れさせてもらった。あと男の子が見ても飽きないように、『こうやって内田理央はできているんだ』って、細部まで楽しめるようにしてみました」と自信をのぞかせる。
そんな内田さんだが、「ズボラ女子」であることや「コンプレックスだらけ」であることなど、悩みも告白。「心を開きにくいタイプで、ネガティブで、友達も多くない。今回の撮影でも編集の方に『普段どういうところでごはんを食べているの?』って聞かれて『吉牛です』って、“女子力”のなさを痛感しました」と苦笑い。さらに「皆さん『お尻がいい』て言ってくださって、今回も“お尻推し”ではあるんですけど、私は全然好きじゃない。できることなら普段は隠したいって思う。だからみんなから『いいね』って言われるのは、うれしくもあるんですけど恥ずかしくもあるんです」と複雑な女心を明かした。
それでも内田さんは今回の2冊の写真集で「やりきった感はある」といい、「次は30(歳)過ぎかなって思います。需要があればって感じなんですけど」と笑う。「その時に何をやりたいのかにもよるんですけど、大人になって、それこそヨーロッパとかで、レディーな感じ、クラシックな雰囲気で撮れたらいいなって思います」と声を弾ませていた。
「だーりおといっしゅうかん。」はA4判、112ページで2300円、「だーりおのいっしゅうかん。」はB5変形判、112ページで1600円(ともに税抜き)。