浪川大輔:“ルパン”栗田貫一の賛辞に「感無量」 石川五ェ門役「今も悩んでいる」

「LUPIN THE THIRD 血煙の石川五ェ門」最速プレミア上映に登場した浪川大輔さん
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「LUPIN THE THIRD 血煙の石川五ェ門」最速プレミア上映に登場した浪川大輔さん

 人気アニメ「ルパン三世」の新作劇場版アニメ「LUPIN THE THIRD 血煙の石川五ェ門」(小池健監督、2017年2月4日公開)の最速プレミア上映イベントが19日、東京都内で行われ、石川五ェ門役の浪川大輔さん、ルパン役の栗田貫一さんが登場。浪川さんは、栗田さんから「とにかく石川五ェ門に浪川大輔がなった作品。刀ってこんなにも怖いんだ、恐ろしいんだって、ゾッとした。浪川大輔が石川五ェ門になった日です」と賛辞を送られると、かみ締めるように「感無量と言いますか、ありがたいお言葉をいただきました」と語った。

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 また、浪川さんは「僕は途中から(五ェ門役を)受け継ぎまして、悩んだ時期もあって。今でも悩んでいる」と人気キャラを引き継いだからこその苦悩を告白。その上で「(映画では)五ェ門が敗れて次どう立ち直るかが一つのテーマになっているんですけど、本当に僕は五ェ門に助けられたというか。五ェ門はこういうふうにやっていくんだって。捨てなくちゃいけないものと、得なくちゃいけないものがありまして、それは自分が五ェ門をやるのと近いものがあるなって思いながら演じさせていただきました」と収録を振り返った。

 さらに、「若かりし頃の五ェ門っていうのがテーマにある。オリジナリティーであったり、若さや未熟さ、そこからどういうふうに理想の五ェ門になっていくかというのも、ぜひ注目していただければ」とアピールしていた。

 「LUPIN THE THIRD」は若き日のルパンたちの姿を描いたシリーズで、テレビアニメ「峰不二子という女」が12年に放送されたほか、劇場版アニメ「次元大介の墓標」が14年に公開された。第3弾となる「血煙の石川五ェ門」は、五ェ門が自らの雇い主であったヤクザの組長の死によって、裏切り者の汚名を背負い、屈辱を晴らすため、圧倒的な力を持つ敵に挑む。小池監督や脚本の高橋悠也さんら「次元大介の墓標」を手がけたクリエーターが再集結する。

 浪川さんは小池監督の演出について「こだわりがすごい。とにかく妥協しない」と明かすと、「1日13時間収録して、10テークとったせりふもある。『なんてOKを出さない監督なんだ』って思いました」と苦笑い。小池監督は「浪川さんはお見事でした。何度もテークを重ねて、挑戦していただいて、新しい五ェ門を提供できた」と浪川さんの頑張りと作品の仕上がりに自信を深めていた。

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