俳優の生田斗真さんの主演映画「土竜の唄 香港狂騒曲」(三池崇史監督)が23日、公開される。菊川玲二(生田さん)がボディーガードする轟迦蓮(とどろき・かれん、本田翼さん)から、ドライブ中に言い寄られる(?)シーンは、セクシーで思わず目がくぎ付けになった。
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映画は、高橋のぼるさんが「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の人気マンガが原作。今作と同じく三池監督&宮藤官九郎さん脚本、生田さん主演で2014年に公開された「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」の続編となる。
原作の「チャイニーズマフィア」編を基にしており、犯罪組織・数寄矢会に潜り込んだ潜入捜査官の玲二(生田さん)が、会長・轟周宝(しゅうほう、岩城滉一さん)からチャイニーズマフィアの撲滅と娘の護衛というミッションを言い渡されることから物語がスタートする。一方で、エリート警官・兜真矢(かぶと・しんや、瑛太さん)が警視庁組織犯罪対策部課長に就任し、玲二の逮捕に向けて動き出し……というストーリー。周宝の娘・迦蓮役で本田さん、チャイニーズマフィアのヒットマン・胡蜂(フーフォン)役で菜々緒さん、前作にも出演した仲里依紗さんらが出演している。
口が悪くじゃじゃ馬娘の迦蓮が玲二を試すかのように迫るシーンでは、生田さんと本田さんの体当たりの演技に驚かされるが、玲二の挙動不審ぶりについ笑ってしまう。さらに仲さん演じる警察官の純奈と迦蓮による女同士の熱い戦い(?)にも注目。ある意味“なんでもあり”な今作の世界観を見事に表現しているが、ほかにも堤真一さんと古田新太さんの重厚でダイナミックな対決、菜々緒さんの華麗過ぎるアクション、そして主演の生田さんの裸で文字通り“体を張った”弾けぶりと、全編にわたって腹の底から笑えるシーンが盛りだくさんだ。23日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)
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