芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」は9日から第15週「さくら」に入る。麻田(市村正親さん)は、すみれ(芳根さん)から頼まれて娘のさくら(粟野咲莉ちゃん)の入学式用に“最後の靴作り”に挑む。時は流れて昭和34年、キアリスは全国的に知れ渡る企業へと成長。さくら(井頭愛海さん)と君枝(土村芳さん)の息子・健太郎(古川雄輝さん)は15歳になり……。
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「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。
第14週「新春、想いあらたに」では、すみれの父・五十八(生瀬勝久さん)と義兄・潔(高良健吾さん)が、会社の経営方針で意見が合わず衝突する。そんな中、迎えた正月、一同が集まった近江の坂東本家では五十八と叔父の長太郎(本田博太郎さん)が言い争いを始め、年明けから険悪ムードになってしまう。さらに、すみれとさくらも、あることがきっかけで親子げんかをする。一方、「キアリス」では、新年早々から子供用品の総合店にするべく、アメリカのメーカーとの取引を計画する……という展開だった。
第15週「さくら」では、すみれが麻田のもとを訪れ、さくらの入学式用の靴を作ってもらえないかと頼む。ある悩みを抱えていた麻田だったが、すみれの注文を引き受け“最後の靴作り”に挑む。また、キアリスの模倣品が出回っているという情報が入り、真偽を探ろうとすみれたちはその店に乗り込んでいく……。時は流れて昭和34年、キアリスは全国的に知れ渡る企業へと成長。さくらと健太郎は15歳になり、ある日、良子(百田夏菜子さん)の息子・龍一(森永悠希さん)に連れられ、ジャズ喫茶「ヨーソロー」を訪れる。
これまですみれたちを支えてきた麻田の“ある悩み”とは何なのか? 中盤からはついに成長したさくらや健太郎、龍一が登場。子供たち世代のドラマのスタートにも注目だ。
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