歌手の水木一郎さんが6日、東京都内で行われた、アニメ「鋼鉄ジーグ」を題材にしたイタリア映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」(ガブリエーレ・マイネッティ監督)のトークイベントに登場した。水木さんは「僕のあだ名はイタリアーノなんです。パッション(情熱)なんか向こうの人に似てるんじゃないか」と明かし、「フランスでライブをやったとき、周辺国のスペインなどのファンも見に来てくれるんだけど、最後まで楽屋までついてきたのがイタリアの男性」と話していた。
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この日のイベントには、日本のアニメが大好きというマイネッティ監督とアニメの原作者の永井豪さんが出席し、アニメの主題歌「鋼鉄ジーグのうた」を歌った水木さんがサプライズゲストとして登場した。
マイネッティ監督は「子供のころから見ていたし、日本のアニメは自分たちのものと感じている。スーパーヒーローとして思い浮かぶのがスパイダーマンではなく、マジンガーZや、(UFOロボ)グレンダイザー、鋼鉄ジーグだ。映画が日本で公開されるのは光栄」とご機嫌だった。
また、監督からイタリアでの人気ぶりについて聞いた永井さんは「イタリアの人たちに浸透したかと思うと感無量で、ラテン系に受ける要素があったのかなと思ったりする。(私は)日本では変わったマンガ家と思われるけど、ヨーロッパではぴったりなのかな」と話していた。
映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」は、アニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにした作品。テロの脅威にさらされるイタリアのローマ郊外で、チンピラのエンツォは、ふとしたことがきっかけで超人的なパワーを得る。最初はパワーを私利私欲に使っていたが、世話になった“オヤジ”が殺され、残された“オヤジ”がの娘を守るため、正義に目覚めていく……というストーリー。5月20日公開。
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