井上芳雄：米ミュージカルスターに「本物だ」　トニー賞コンサートでは“日比谷の風”吹かす？　

　ミュージカル俳優の井上芳雄さんが16日、東京都内で行われたミュージカルコンサート「トニー賞コンサート in TOKYO」の会見に、米国のミュージカルスター、ケリー・オハラさんやマシュー・モリソンさんと出席。同コンサートで2人と共演する井上さんは「最初にお会いした時、『本物だ』って感じがしました。『本物が来た！』って」と明かすと、「一緒に歌うと分かることが多くて、一緒にコンサートができるんだって実感が湧いてきて、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。

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　さらに井上さんは「本当にブロードウェーのトップスターの2人が来てくださって、ちょっとけいこ場で2人がデュエットしているのを聴いただけで、ものすごいブロードウェー、タイムズスクエアの風がね、ブワッと吹いていて（笑い）。まずそれを日本のお客様に感じていただくっていうのと、僕たちも（帝国劇場や日生劇場のある）日比谷の風を吹かせながら、コラボできたら」と笑った。

　「トニー賞コンサート in TOKYO」は、WOWOWの開局25周年記念イベントで、米国演劇界の祭典「トニー賞」公認により日本で初めて開催されるミュージカルコンサート。東京国際フォーラム（東京都千代田区）で18日に行われ、井上さん、オハラさん、モリソンさん、濱田めぐみさんが出演し、トニー賞を彩った歴代ミュージカルの名曲の数々を披露する。

　コンサートについては、井上さんは「これは画期的なコンサート。トニー賞が公認してくれて日本でコンサートができるっていうのは初めてのこと」と力を込め、「個人的には、いつかトニー賞のような大きな賞を日本にも生み出したいって願いがありますので、その足掛かりになるとても大事なコンサートだと思っております」と思いを明かしていた。

　会見には濱田さんも出席。濱田さんは「まずこの場に自分がいられること、とてもすてきな3人と共演させていただくこと、すごく感謝しています」と話し、「舞台と音楽を通じて世界は一つというか、言葉が通じなくても一つの愛で包まれている世界を、舞台上で表現できたらなって思っております。一気に打ち解けて、仲良くなれたので、楽しくワクワクするようなコンサートになると思います」と期待に胸を膨らませていた。

　コンサートの模様は「WOWOW開局25周年記念　生中継！トニー賞コンサート in TOKYO」と題し、WOWOWプライムで18日午後6時から生中継する。