2017年春アニメ短評:アニメ記者が独断と偏見で語る(3)

アニメ「エロマンガ先生」のビジュアル(C)2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP
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アニメ「エロマンガ先生」のビジュアル(C)2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP

 今年の春アニメが出そろってから1カ月以上がたった。「MANTANWEB」のアニメ担当記者が、「エロマンガ先生」「恋愛暴君」「アリスと蔵六」を独断と偏見で語る。

ウナギノボリ

 ◇エロマンガ先生

 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の作者・伏見つかささんが、新作として妹のラブコメものを送り出すところまでは予想していたが、このタイトルは予想の斜め上だった。「このタイトルはアニメ化無理や」と思っていたら、こんなに早く、しかも原題のまま。日本は大丈夫なんでしょうか(汗)。肝心のアニメの内容は、美少女ヒロインたちの行動がぶっ飛びすぎな“天才”ばかりなので、大笑いできるだろう。しかし、タイトルのようなギリギリのワードが突然飛び出してくるので、見る場所を選ぶことを強くオススメします(意味深)。なお私は、紗霧より断然、山田エルフ推し。(成)

 ◇恋愛暴君

 テンポがよく、テンションも高い原作だったが、アニメ化でさらにパワーアップした印象。緋山茜のバトルシーン(?)に力が入っているなど、随所に制作陣の熱を感じる。グリ役の青山吉能さんや茜役の沼倉愛美さんら声優陣のハイテンションな演技によるところも大きいのかもしれない。大塚芳忠さんや子安武人さん、堀内賢雄さんらベテラン声優陣が意外なキャラを演じているのは、起用の狙いを聞いてみたいところ。それにしても、キャラはみんな可愛いのだが、まともなヤツはいないのか!?(鉄)

 ◇アリスと蔵六

 非日常的でデタラメな能力が飛び交う中で、蔵六じいさんのブレない怒りっぷりがスカッと心地よい。主人公・紗名の少女らしからぬタメ口のギャップも可愛らしいです。紗名を追う組織との攻防戦が本格化しシリアスな色合いがだんだん濃くなる中で、蔵六じいさんと紗名の人間的なやりとりが心に響く。ところで本筋とはあまり関係ないけれど、作中に自分の好きな歌舞伎町の中華料理屋がバンバン出ていて、テンション上がりました。(鰭)

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