黒木華:見事な包丁さばきでカツオを調理 NHK初主演作は“下がりまゆ”にも注目 

NHKの時代劇「みをつくし料理帖」の会見に出席した黒木華さん
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NHKの時代劇「みをつくし料理帖」の会見に出席した黒木華さん

 女優の黒木華さんが8日、東京・渋谷のNHKで行われた時代劇「みをつくし料理帖」(NHK総合)の会見に森山未來さん、小日向文世さん、安田成美さんと出席。今回がNHK初主演で、第1話ではカツオを見事にさばいたという黒木さんは「初めて和包丁を使ったんですけれど、扱いが難しかった。カツオを何匹か本当にさばかせていただいて、頭を落とす時に骨を折るのとか、座って調理がするのが初めてだったので難しかった」と振り返った。

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 「みをつくし料理帖」は、高田郁さんの時代小説シリーズが原作。大坂に生まれた天涯孤独な少女・澪(みお)が料理の腕だけを頼りに江戸に行き、艱難辛苦(かんなんしんく)を乗り越えながら、やがて一流の料理人になるまでの波瀾(はらん)万丈の日々を描く。黒木さんは、1802(享和2)年の水害で両親を亡くした後、料理屋「天満一兆庵」の女将・芳(安田さん)に助けられ以来、波乱に満ちた人生を歩んでいく主人公・澪を演じている。

 演出を手掛けた柴田岳志さんが「台本を読むと分かるんですけど、ほとんど澪が出てないシーンはない。黒木さんは全力で演じてくれている」と明かし、「原作の中に“下がりまゆ”って言葉があって、澪は困った時に下がりまゆになるんですけど、黒木さんが自然にチャーミングに演じてくれて、今後もさまざまな下がりまゆが出てくるので、ぜひそこも楽しみに見ていただければ」とアピールすると、黒木さんは手で顔を覆って赤面。また澪が働く料理屋「つる家」の主人・種市(たねいち)役の小日向さんから「華ちゃんは本当に日本髪が似合う。ときどき、しがみつきたくなる。そのくらい可愛らしくて、愛らしい」と絶賛され、大照れだった。

 ドラマ「みをつくし料理帖」は13日からNHK総合で毎週土曜午後6時5分に放送。全8回。

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