俳優、石橋凌さんと女優、原田美枝子さんの娘で新人の石橋静河さんと、映画に引っ張りだこの池松壮亮さんがダブル主演の映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(石井裕也監督)が、13日から東京で先行上映後、27日から全国で順次公開される。現代詩集として異例の累計売り上げ2万7000部を記録した最果タヒさんの同名詩集の映画化。東京の片隅で生きづらさを抱える男女の恋愛模様が、さまよい歩く街の風景と共に切なく映し出される。
ウナギノボリ
10年前の仮面ライダーって? ジュノンボーイが主人公
日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作「舟を編む」(2013年)の石井監督が、詩から得た感情の映画化に挑戦した。看護師の美香(石橋さん)は東京の女子寮で1人暮らし。患者の死に囲まれて、孤独と不機嫌を抱えながら生きていた。夜はガールズバーでアルバイトをしている。建設現場で日雇い労働をする慎二(池松さん)は古いアパートで1人暮らし。ある夜、同僚とガールズバーへ行った慎二は、そこで美香と出会い……というストーリー。
大勢の人が互いに無関心に行き交う都会での、ひんやりとした孤独。ほかのみんなとは違うという感覚。生きづらさを抱えながらも、信じるものを求め続ける美香と慎二。不器用に近寄っていく関係を、演技派の池松さんとフレッシュな石橋さんが繊細に演じている。共演に松田龍平さん、市川実日子さん、田中哲司さん、三浦貴大さんら存在感のある役者がそろった。
池松さんは「ぼくたちの家族」(14年)、「バンクーバーの朝日」(同)に続いて石井作品に出演。「デスノート Light up the NEW world」をはじめ、出演作が昨年10作の池松さんは、今作で左目がほとんど見えない青年という難しい役柄を通して、見えない未来への不安をリアルに演じ切った。
石橋さんは映画初主演。昨年「ファンケル カロリミット」のCMで注目を浴びた石橋さんは、出演作「PARKS パークス」が先月公開されたばかりで、今後の活躍に期待が募る。
今作は2月開催のベルリン国際映画祭フォーラム部門で公式上映された。13日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)、ユーロスペース(東京都渋谷区)で先行上映。27日から全国で順次公開。(キョーコ/フリーライター)
シンガー・ソングライターのVaundyさんが昨年11月から今年1月まで実施した全国ツアーのファイナル公演の模様が、5月10日から期間限定でTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)…
俳優の森七菜さんがこのほど、映画「四月になれば彼女は」(山田智和監督)の公式インスタグラムに登場。ミニボトムからヘルシーな美脚を披露した。
2021年公開の映画「ゴジラ vs コング」の続編となる「ゴジラ x コング 新たなる帝国」(アダム・ウィンガード監督、4月26日公開)の最新予告映像が3月27日、YouTube…
3月25日に発表された22~24日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、クリエーターの雨穴さんのミステリー小説を石川淳一監督が映画化した「変な家」が2週連続で首位を…