アイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥さんが19日、EXシアター六本木(東京都港区)で行われた、20日から上演される初主演舞台「あさひなぐ」の会見に、めがねをかけた学生服姿で出席した。舞台初挑戦の齋藤さんは、自身のコンプレックスから舞台出演が「向いていないと思っていた」と振り返りながら、「やっていくうちにステージで表現する楽しさや舞台に立っている緊張感を楽しめるようになりました。舞台を好きになれたんじゃないかなって思う」と満面の笑みを見せた。
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齋藤さんは「もともと感情表現が薄いし、表情筋が動かないのがコンプレックス。舞台は(演技や表情を)大きく見せないといけないので、私には向いていないと思っていた」と告白。なぎなたは初挑戦といい、「自分たちが信じたことをやれば、初日はうまくいくと思う」と目を輝かせた。また自身のめがね姿について「どんくさいなって思っていて(お客さんに)見られるのが緊張します」と語った。
舞台は、こざき亜衣さんが「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中のマンガが原作。今回、乃木坂46のメンバーがキャストを務めて舞台化、映画化される。舞台版と映画版は完全別キャストで、映画版は、西野七瀬さんが映画初出演にして主演を務める。
中学まで美術部だった主人公・東島旭(とうじま・あさひ)が“強い女性”になるため二ツ坂高校の薙刀(なぎなた)部に入部し、強くなるため練習に励むというストーリー。
会見には、同グループから齋藤さん、井上小百合さん、新内眞衣さん、若月佑美さん、生駒里奈さん、堀未央奈さん、衛藤美彩さん、北野日奈子さんが出席。なぎなたの名手の“鬼”の尼僧を演じる真琴つばささんも出席した。
旭のライバル・一堂寧々役の堀さんは稽古(けいこ)中に「(なぎなたが体に当たり)ごめんっていう部分もあった」と振り返りながら、旭と寧々の試合シーンについて「アイドルらしからぬ、人らしからぬ暴力的なシーンがある。普段は声が小さいので、大きな声を出したりする(場面もある)ので、ストレスが飛んでいく」と話した。
上演は、EXシアター六本木で20~31日。森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区)で6月2~5日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区)の大ホールで同9~11日に上演される。
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