バンダイナムコエンターテインメント(バンダイナムコ)とドリコムは25日、東京都内で共同出資の新会社「BXD(ビーエックスディー)」の設立発表会を開き、「ドラゴンボールZ」「ファミリースタジアム」「アイドルマスター」の新作3タイトルを2018年春からサービスすることを明らかにした。HTML5の技術を活用し、スマートフォンのネイティブアプリと同レベルのモバイル用ブラウザーゲームを開発し、新規ユーザーの取り込みを図る。
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新会社のBXDは、HTML5のオンラインゲームとプラットフォームの開発・運営などを手掛ける。バンダイナムコのプロデュース力、ドリコムのゲーム開発・運営、HTML5の技術を生かす。資本金は2億4750万円で、出資比率はバンダイナムコが過半数の51%を握り、8月3日に設立する。新会社の社長は、バンダイナムコでネイティブアプリ事業の責任者である手塚晃司ゼネラルマネジャーが就任する。
バンダイナムコとドリコムは今後、ダウンロードが不要でモバイルのデータ容量が圧迫しないブラウザーゲームの需要があると判断。経営の意思決定スピードを高めるため共同出資の会社を作ることで合意した。当初はゲーム事業が中心となるが、ゲーム以外のサービスやコミュニケーションツールへの課金、新規コンテンツの創出も想定する。
バンダイナムコの大下聡社長は「海外展開もいけるだろうと判断している」と話しながら、2020年の東京五輪に向けて、インターネットの通信速度が向上するなどインフラの充実も見越して動いていると説明した。
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