「ハゲタカ」などで知られる人気作家・真山仁さんの原作小説を、実力派女優・尾野真千子主演で映像化した連続ドラマW「マグマ」が、WOWOWプライムで6月10日から放送される。全5話で、未来のエネルギーとして期待される“地熱発電”に情熱を傾ける人々の夢と戦いを描く。

連続ドラマW「マグマ」主演の尾野真千子

 ◇安全性が高い未来のエネルギー“地熱発電”

 11年3月11日に発生した東日本大震災以降、日本のエネルギーのあり方は変わりつつある。未来に向けて、大きな期待とともに注目されているのが“自然エネルギー”だ。中でも地球の中心にあるマグマの熱を利用した「地熱発電」は、安全性が高く、二酸化炭素の排出量も少ない。日本は地熱資源量世界第3位にもかかわらず、その資源を十分に活用できていないのが現状だ。

 ◇演技派俳優が脇を固める

連続ドラマW「マグマ」の1シーン

 連続ドラマW「マグマ」は、今後のエネルギー問題を解決しうる一つの手段として期待が寄せられている未来のエネルギー“地熱発電”の開発に命を懸ける人々を軸に、尾野さんが演じる外資系ファンドのエリート女性社員が彼らの情熱に打たれて葛藤する姿や、権益を狙うファンド社長、政治家らのスリリングな人間模様を描いた。原作はNHKでドラマ化され、のちに映画化もされた「ハゲタカ」の真山さん。主演はNHK連続テレビ小説「カーネーション」に主演し注目を集めた尾野。そのほか、谷原章介、石黒賢、津田寛治、甲本雅裕、釈由美子、渡辺いっけい、大杉漣、長塚京三ら演技派俳優が脇を固める。

 ◇主人公の女性がエネルギー開発者の熱い思いに触れ…

>連続ドラマW「マグマ」の1シーン

 外資系ファンドに勤務する妙子(尾野)は、社長の待田(津田)から買収したばかりの不振企業の再建を任される。その企業「日本地熱開発」は、地熱エネルギーを供給・開発しているという地方の小さな会社だった。妙子は左遷ではないかと不満を感じつつ、事業を立て直すべく会社に乗り込み、現社長の安藤(谷原章介)に経営状況を厳しく追及する。さらに妙子は、社員のリストラと赤字部門閉鎖による合理化を発表し、長年研究に命を燃やしてきた所長の御室(長塚京三)らの猛反発を受ける。収益性を確保し、企業を立て直すという信念で突き進む妙子だったが、やがて「日本の未来を担うエネルギーを開発する」という御室らの熱い思いと、地熱発電の可能性を知るにつれ、自分の果たす役割を見つめ直すようになる。そんな中、利権を狙うやり手政治家の龍崎(石黒賢)や、原子力発電を推進する大学教授の宇田川(大杉漣)らが日本地熱開発の行く手に立ちふさがる……。

 停滞ムードの日本にあって、未来エネルギーへの夢に挑む人々の熱いドラマが心に響くことだろう。連続ドラマW「マグマ」は6月10日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全5話で、第1話は無料放送。