お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(にしの・あきひろ)さん(29)が7日、初小説「グッド・コマーシャル」(幻冬舎)の出版記念サイン会を行った。西野さんは会見で「14万~15万部売れたら、キングコングは解散するぞー!」と宣言した。
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サイン会にはファン約200人が参加。西野さんは、自身の小説を「M−1グランプリの時は下から2番目の点とかだったんで、キングコングより面白いと思います」とアピール。「(この小説が)解散のきっかけになれば。(解散後は)小説も書きつつ、テレビも出て、ピン芸人としての道を……」と語り、もし解散したら相方の梶原さんはどうするのか?と問われると「加藤浩次さんがジンギスカン店をやってるんで、そこで働くとか。プロゴルファーを目指すって言うてます」などとハイテンションで自虐ネタをまくし立てた。
「グッド・コマーシャル」は、借金に苦しむ男が起こした立てこもり事件の現場で繰り広げられるサスペンス。過去に西野さんが執筆した舞台の脚本を基に小説化した。5月下旬に発売され、既に増刷されている。
西野さんは「(小説は)てこずったんです。舞台を超えるのはなかなか大変。去年の夏、舞台より面白くないぞってなって書き直した」といい、出版された作品について「100点なんですよ。100点じゃないと読者の方に申し訳ない」と自信を見せた。今後については「映画はあまり興味ない」と話し、「2冊目の小説、3冊目の小説の方が興味あります。2冊目の小説が出せるぐらい売れたら……」と期待を語り、女性関係について聞かれると「2年前ぐらいに別れちゃって、スケベなことが本当に好きなんですけど、なかなか機会がないんですよ。全くないです」と嘆いていた。
四六判上製260ページ。1470円。(毎日新聞デジタル)
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