ちいかわ
第234話 黒い流れ星・後編(13)
1月10日(金)放送分
ハリウッド発の3D劇場版アニメ「怪盗グルーの月泥棒 3D」で、落語家の笑福亭鶴瓶さん(58)が日本語吹き替えに初挑戦することになった。日本テレビ系で放送中のドラマ「Mother」の演技で天才子役として注目を集める芦田愛菜ちゃん(5)と、実に53歳もの“年の差共演”となる。
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鶴瓶さんが吹き替えを担当するのは、主人公の怪盗グルー役。世界一の泥棒を目指す悪者なのだが、ある事情で愛菜ちゃん演じるアグネスと出会い、ストーリーが展開していくという。
今回、鶴瓶さんに泥棒役が舞い込んできたのは、決して悪役に適しているだけの理由ではない。同作を製作した米・ハリウッドの大手映画会社ユニバーサル・ピクチャーズユニバーサル・ピクチャーズの意向で、主人公の怪盗グルーの配役については「世界各国のトップコメディアンを起用する」という方針によるもの。実際に同作の本国アメリカでは、大ヒット映画「40歳の童貞男」や「ゲット スマート」などに出演し、全米中から愛されている人気コメディアンのスティーブ・カレルさんが担当しており、鶴瓶さんも日本のトップコメディアンとして認められたため起用が決まった。
鶴瓶さんは、日本代表としてハリウッドに乗り込む。17~27日に米ロサンゼルスのNOKIAシアターで行われる「ロサンゼルス映画祭」のクロージング上映を兼ねたワールドプレミアに参加することが決定した。
初めて海外映画祭に参加することも決まった鶴瓶さんは「ハリウッド作品、しかもユニバーサルの作品ということで、引かれました。それでお話を受けました。海外のアニメ映画の吹き替えをするのは初めてですが、タイミングが難しい。けれど、頑張ります」と話し、「前に一度、レッドカーペットを歩きにモントリオールまで行ったら、もう終わっていて誰もいないカーペットを一応歩いてみた。でも今度はちゃんと人がいるみたいなので、楽しみです」などと意気込み。同じく初の海外映画祭参加となる愛菜ちゃんとともに、27日にレッドカーペットを歩く予定となっている。
同作は「アイス・エイジ」シリーズのプロデューサー、クリス・メレダンドリさんが、ユニバーサル・ピクチャーズと初めて手がける3D劇場版アニメ。日本公開はTOHOシネマズ有楽座(東京都千代田区)ほかで、10月に公開される予定。(毎日新聞デジタル)
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