09年6月25日に亡くなった米歌手マイケル・ジャクソンさんの私生活映像などをまとめた映画「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔」(マーク・シャフェル&オースティン・テイラー監督)のワールド・プレミアが24日、ビルボードライブ東京(東京都港区)で開かれた。元ダンスユニット「Folder」で“和製マイケル”と呼ばれた三浦大知さん(22)が、マイケルさんの白手袋を模した黒手袋をはめて登場し、「ダンスを始めるきっかけがマイケルだった。音楽そのものがマイケルだと思って聴いてきた」と語り、マイケルさんの「ヒューマン・ネイチャー」を熱唱。急きょ来日したシャフェル監督も「マイケルも天国で素晴らしいと言っていると思う」とコメントすると「やった!」と大喜びだった。
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映画は、マイケルさん自ら元マネジャーのシャフェル監督らに依頼し、10年にわたって私生活を撮影した映像を基にした作品。マイケルさんがピンマイクを付けて収録した日常会話や、生まれ育った故郷を訪れ、周囲の人たちとふれ合ったり、誕生日パーティーで顔に生クリームを塗られておどけたりする姿も明かされている。また、遊園地や動物園を併設したマイケルさんの住居「ネバーランド」の内部など、ごく限られた人間しか見ることができなかった貴重な日常の映像から「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたマイケルさんの素顔を紹介している。マイケルさんの一周忌となる25日から全国公開される。
レッドカーペットに登場したテレビプロデューサーでタレントのデーブ・スペクターさん(56)も「(マイケルさんと)一緒に大人になった。亡くなったときはみなさんと同じようにショックでした。亡くなって初めてマイケルの素晴らしさと完成度の高さを知った人も多い。マイケルのすべてが不滅」と語り、「里帰りした3日間がメーンになっている。近年、一番幸せなマイケルだったんではないかと思う。一緒に里帰りしている気になれる」と作品を絶賛。モデルの前田典子さん(44)は「青春時代がどっぷりマイケルの時代だった。(映画が)楽しみ」とはしゃいだ様子で、女優のとよた真帆さん(42)は「ムーンウオークを練習してウン十年になりますが、いまだにできません」と、“ムーンウオーク風”のパフォーマンスを披露した。
イベントには、5000通以上の応募から選ばれた100組200人が参加した。シャフェル監督は「明日がマイケルの命日です。特別な日に日本で映画を公開できることをうれしく思う」と語り、「2日前にマイケルの母キャサリンに会いました。(彼女は)映画を楽しみにしており、世界と日本のファンのみなさんに楽しんでほしいと言っていた」と訴えた。
ワールド・プレミアには、音楽ユニット「GIRL NEXT DOOR」のボーカル・千紗さん(24)、女性グラビアユニット「スクープ!?」、男性ダンスユニット「電撃チョモランマ隊」も登場した。(毎日新聞デジタル)
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