音楽制作ソフトから生まれた人気キャラクター「初音ミク」のイラストを車体にデザインした「痛車」2台と、アド(広告)トラックの“出陣式”が13日、東京都大田区のセガ本社で開かれた。29日発売予定のPSP用ゲームソフト「初音ミク プロジェクト ディーヴァ 2nd」のPR用で、初音ミクの声を担当した声優の藤田咲さんも出席し、「プロジェクト ディーヴァ セカンドに乾杯!」と音頭を取り、初音ミクのイメージカラーに合わせた「緑だるま」に目を描いた。
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「痛車」は同ソフト(6090円)PR用、プロモーショントラックは同ソフトのテーマソングを収録したシングル「こっち向けてBaby/Yellow」(14日発売、通常盤1575円)と、アルバム「NONSTOP MIX COLLECTION」(28日発売、2940円)のPR用に用意された。
痛車は、ミクや鏡音リン・レン、巡音ルカなどゲームに登場するキャラクターが車体いっぱいに描かれており、営業車として主に関東地方を走るという。アドトラックは1台で、車体の右側にアルバム、左側にシングルのイメージイラストが描かれている。東京・秋葉原と渋谷、原宿、池袋で13~19日、26~31日に走る予定。
「初音ミク」は、藤田さんの声を合成して自由に歌ってくれるという音楽制作ソフト。07年に発売され、イラストレーターのKEIさんが描いたキャラクターが話題となり、動画投稿サイトにミクが歌って踊る映像が大量に投稿され、ブレークした。その後、声優の下田麻美さんの声で男女のツインボーカルで歌う第2弾ソフト「鏡音リン・レン」、声優の浅川悠さんの声で英語とのバイリンガルで歌う第3弾ソフト「巡音ルカ」も発売された。
「プロジェクト ディーヴァ」シリーズは、インターネットで人気となった曲に合わせてミクが踊るリズムアクションゲームで、第1弾は09年に発売された。今回の第2弾は、ミクとルカが2人で踊る“デュエット”も楽しめ、約30曲を新たに収録した。リンやレン、ルカら仲間たちのコスチュームも追加され、100種類以上を収録している。(毎日新聞デジタル)