レオナルド・ディカプリオさん主演の映画「インセプション」(クリストファー・ノーラン監督)の来日記者会見が21日東京都内で開催され、ディカプリオさんと渡辺謙さん、ノーラン監督、プロデューサーのエマ・トーマスさんが出席した。ディカプリオさんは「日本の方は新しいアイデアにオープンです。自分も日本のアイデア、アニメの大ファンで、宮崎監督の『千と千尋(の神隠し)』など、日本は非常にシュールな世界観にちゅうちょなく飛び込める土壌があると思います。渡辺さんと黒澤明監督の『夢』の話もしたのですが、テーマ的にもインセプションに通じるものがある」と作品について話した。
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また、ディカプリオさんは「一番面白かったのは、スペクタクル大作という枠組みの中でのエモーショナルな旅の部分。夢の中に人間が進入して、ある人生を生きてしまうキャラクターが登場する。このシーンでは渡辺謙さんらと深く演技論を交わし合って、二度とないほど非常にシュールでちょっと実存主義的な、ビザールな会話でした。それを映画の中に取り入れられることが誇りです」と気に入ったシーンを紹介した。
映画はノーラン監督が、16歳のころから温めていたアイデアを基にオリジナルの脚本を執筆。人の頭の中に潜入し、アイデアを盗むプロフェッショナル集団のボスであるコブ(ディカプリオさん)は、ある日ターゲットに気づかれるという失敗を犯す。依頼先から消されることを恐れ、逃亡を計画したコブに、サイトー(渡辺さん)と名乗る大企業社長が、「インセプション」というアイデアを盗むのではなく植えつけるというミッションを依頼する。コブは自身の犯罪歴を消すという報酬の代わりに、サイトーのライバル会社を倒すため、最も危険なミッションを引き受ける……というストーリー。
やや難解ともいえるコンセプトの作品を作り上げたノーラン監督について渡辺さんは「本当にクリストファー・ノーランの頭のなかはどうなってるんだ。単純に文学的センスだけでなく、科学的そして建築学的才能とあらゆる要素、彼はもしかしたらダヴィンチの再来なんじゃないかと思いました」と絶賛した。映画は23日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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