有名武将や忍者にふんした人々が集うイベント「世界SAMURAIサミット」(テレビ愛知主催)のステージショー「戦国武者絵巻」が1日、名古屋市東区のオアシス21で開かれ、名古屋城を中心に活躍する「名古屋おもてなし武将隊」や3カ国6人の外国人で結成された「外国人武者隊」をはじめ、全国から6つの“武将隊”が参加し、パフォーマンスを披露した。同イベントは、11年からコンテスト形式で行われ、世界からエントリーを受け付けることも発表された。
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「世界SAMURAIサミット」は、アニメなどのキャラクターになりきる「コスプレ」世界一を決めるコンテスト「世界コスプレサミット2010」のスピンオフ企画。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3英傑をはじめ、東海地方にゆかりのある有名戦国武将が多いことから、名古屋開府400年を記念して名古屋市が「武将都市ナゴヤ」を積極的にPRする企画の一環として開催した。7月31日には名古屋市の「錦通」(同市中区)でパレード「戦国武者行列」を行っており、今回を“第0回”、11年を第1回として本格的に開催する予定。
イベントには、浅井長政らにふんした滋賀県長浜市の「長浜歴ドラ隊」、藤堂高虎や忍者にふんした三重県伊勢市の「伊勢・安土桃山文化村 藤堂高虎武将隊」、埼玉県行田市の「忍城おもてなし甲冑隊」、山形県米沢市などの奥羽戦国観光連携会議の「山形おきたま『愛』の武将隊」が出演。「名古屋おもてなし武将隊」は名古屋開府400年を記念して、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、加藤清正、前田利家、前田慶次と4陣笠隊の扮装(ふんそう)をした人々で結成されており、毎日、名古屋城で観光案内や寸劇などを行っている。“武将”になりきったキャラクターで人気を博し、地元では“イケメン武将隊”とも呼ばれ、テレビや雑誌などにも出演。イベントでは、甲冑(かっちゅう)姿で殺陣とダンスパフォーマンスを披露した。
「外国人武者隊」の“大将”で、戦国時代の歴史・文化の普及に努めている地元ラジオDJのクリス・グレンさんは「(外国人武者隊には)今週初めて鎧を着た人もいる。来年はもっと大きなサムライサミットをやりたい」と意気込んだ。
イベントでは日本舞踊家の西川千雅さん、プロダンスカンパニー「三代真史ジャズ舞踊団」のパフォーマンスや、ゲーム「戦国BASARA」シリーズのプロデューサー小林裕幸さんのトークショーも行われた。(毎日新聞デジタル)