アニメ展覧会:夏休み向け展示「アリエッティ」「鬼太郎」など目白押し

「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」のイメージ
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「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」のイメージ

 東京都内各所の美術館などではマンガ、アニメ関連の展覧会が開催されている。人気アニメの原画や体験型の展示など、見どころは盛りだくさんだ。夏休み本番を迎え、8月下旬まで子供連れでも楽しめる催しを紹介する。

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 ◇「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」

 東京都現代美術館(東京都江東区)ではスタジオジブリの最新作「借りぐらしのアリエッティ」の世界を再現した、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を開催している。国内外で活躍する映画美術監督の種田陽平さんが映画の主人公、アリエッティたちの生活空間を立体化して再現。来場者は小人になった気分で映画の世界を体験できる。展示は床下と庭をつなぐ通風孔から、アリエッティの部屋や、高さ3メートルの瓶、アリエッティたちが人間の住む部屋に「借り」に行くときの通路となる吹き抜けなどを再現。床下の家の中には、部屋全体を見上げるように人間の住む家をのぞき見ることができる仕掛けや巨大な草花が茂る庭への出口も設けられている。10月3日まで、観覧料は一般1200円、中高生900円、小学生600円。

 ◇「押井守と映像の魔術師たち」

 八王子市夢美術館(東京都八王子市)では、「押井守と映像の魔術師たち」を開催。革新的な映像表現で国内外から高い評価を受けている作品のプロモーション用の造形物、監督自筆の絵コンテなど、メーンスタッフの仕事も交えて一堂に展示。押井監督と現場スタッフ(=映像の魔術師たち)による世界観の共有により生み出された作品から見る細部への「こだわり」や、作品イメージの出発点となったものなどに触れながら、それぞれの作品の世界観に焦点を当て紹介する。 9月5日まで、観覧料は一般500円、小学生以上の学生・65歳以上250円。

 ◇「アニメサザエさん展 あさひが丘の町へようこそ」

 長谷川町子美術館(東京都世田谷区)では、「アニメサザエさん展 あさひが丘の町へようこそ」を開催。フジテレビとの共同企画で、「ドラマサザエさん2」で用いられたセットや、サザエさんが住む「あさひが丘」のご近所さんを紹介するツアーなど、見どころ満載だ。29日まで、観覧料は一般600円、大高生500円、中小生400円。

 ◇「アニメ ゲゲゲの鬼太郎まつり」

 杉並アニメーションミュージアム(東京都杉並区)では、「アニメ ゲゲゲの鬼太郎まつり」を開催。東映アニメーション所蔵の資料とデータから時代ごとのアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」を比較し、デザインや設定、ストーリーの変遷をたどるほか、「アニメ化以前の鬼太郎」やアニメ版誕生エピソードなどを紹介する。スタンプラリーやお絵かきコーナーも併設。29日まで、観覧無料。

 ◇テレビ局イベントでのアニメコーナー

 フジテレビの「お台場合衆国2010 笑うBayには福きたる!!」(31日まで)では、人気アニメ「ワンピース」の世界観を再現し、主人公ルフィやエースらの巨大フィギュアも登場する体験型アトラクション「急げエースのもとへ!!ワンピースメモリアルログ~インペルダウン・マリンフォード編~」を開設する。TBSの「夏サカス2010 赤坂ビッグバン」(31日まで)では人気アニメ「けいおん!」の期間限定ギャラリーを設置。日本テレビの「汐留博覧会2010(汐博)」では、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」DVDヒットを記念した限定ショップ(15日まで)がオープンし汐博限定のグッズや等身大フィギュアの展示販売などを行う。(毎日新聞デジタル)

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