ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の新型コントローラー「Moveモーションコントローラ」(10月21日発売)のメディア向け体験会が3日、開かれた。注目の「Move」を一足早く触ってみた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
「Moveモーションコントローラ」は、長さ約20センチ、直径4.6センチの先端に「スフィア」と呼ばれる光球が付いたマイクのような形で、重さは145グラム。プレーヤーの手の動きを検出するジャイロセンサーや加速度センサーなどを搭載し、USBカメラの「プレイステーションEye」と組み合わせて、テニスラケットのスイングや筆で文字を書く動きなどをゲーム内で再現できる。
実際に手に取ってみると、予想以上の軽さに驚かされる。大きさは、任天堂のWiiリモコンよりスフィアの分大きいが、乾電池が入ったWiiリモコンと同じぐらいかちょっと軽いような印象だ。遊ぶ時にはストラップを手首に付けることになっているが、スフィアはシリコンのような素材でできているため、もしストラップが外れ、コントローラーが何かにぶつかっても壊れにくいようになっている。○、△、□、×の4ボタンと、PS3のメニュー画面呼び出しなどに使うPSボタンに加え、表に「ムーブボタン」、裏に「トリガーボタン」という二つのボタンが追加され、基本的な操作は新しい二つのボタンを使うことが多い。
対象ソフトの中で、印象に残ったのは拳で殴り合う格闘ゲーム「肉弾」だ。2本のモーションコントローラを両手の拳に見立てて、目の前の相手を殴るだけというシンプルな内容だが、腕の動きをコントローラーが正確に追うので、小手先ではなく、パンチをしっかり振り抜く動作が要求される。ワンツーやジャブ、ジャブ、ストレートといったコンビネーションも頭で考えているほどうまくいかないことも多く、特別な操作で必殺技が出るなど奥の深さを感じさせられた。
また、「タイムクライシス4」など3種類のガンシューティングが入った「ビッグスリー ガンシューティング」では、銃型のアタッチメントを装着してのプレーを体験。アタッチメントは、バランスの良いピストル型なので取り回しも楽で、狙ったところにぴたりと照準が合う印象を受けた。
「バイオハザード5 オルタナティブエディション」など発売済みのタイトルもアップデートすれば「Move」に対応する。「バイオハザード5」などは、モーションコントローラに加えて、「ナビゲーションコントローラ」を使わなければならないが、通常のコントローラ「デュアルショック3」で代用できるのもうれしい。
ブルートゥースによる通信だけでなく、カメラの認識機能も活用しているため、頭を動かしたり、手首を返すなどの動きもきちんと捕捉してくれる。また、モニターに映った自分のコントローラを剣やバットに瞬時に変えたり、モニター上に絵を描くなど、カメラが映し出した映像に手を加えるAR(拡張現実)のような特殊効果も披露した。
Wiiリモコンと比べると、さまざまな細かい動きにも対応し、ハイビジョンのゲームで楽しめるなど優れた点が多いのは確かだ。SCEでは、「Move」を「第2の標準コントローラ」と位置付け、幅広い層への普及に取り組む。ライトユーザーだけでなく、PS3のメーンユーザーであるコアゲーマーへの普及を重視し、SCEから発売される新作は、開発段階で必ず「Move」への対応を検討するという。ただ、先行しているWiiでさえ、任天堂以外のメーカーによるヒット作は数える程度で、「Move」の長所を生かしたソフトが、今後も継続的にリリースされるかは未知数だ。さらに、Xbox360はコントローラーを使わず、カメラとマイクなどでプレーヤーを認識し、カメラの前で体を動かしたり、口で命令をしてゲームを操作する新システム「キネクト」を投入する予定で、今後の展開にも注目が集まりそうだ。
「Moveモーションコントローラ」(3980円)と「プレイステーションEye」(2980円)、落書きソフト「Beat Sketch!」(2980円)をセットにした「スターターパック」も5980円で限定販売される。アナログスティックと方向ボタンが付き、モーションコントローラの操作を補完する「ナビゲーションコントローラ」(2980円)も同時発売される。(毎日新聞デジタル)
人気アニメ「ガンダム」シリーズのアーケードゲーム「機動戦士ガンダム アーセナルベース」の新シーズン「UNITRIBE SEASON:06」がスタートした。「∀ガンダム」「GUNDA…
ゲームなどが人気の「ウマ娘 プリティーダービー」のマンガ「ウマ娘 シンデレラグレイ」が原作のテレビアニメが2025年4月からTBS系全国28局ネットで放送されることが分かった。分…
「北斗の拳」「花の慶次」などで知られる原哲夫さんが描き下ろしたことも話題の人気カードゲーム「ポケモンカードゲーム」のカード「イルカマンex」をデザインしたクリアファイルが、12月…
人気スマートフォン用ゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」の初の追加拡張パック「幻のいる島」が、きょう12月17日に実装され、プテ…
人気スマートフォン用ゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」の初の追加拡張パック「幻のいる島」が、きょう12月17日に実装される。ミ…