注目映画紹介:「機動戦士ガンダム00」 劇場版19年ぶり完全新作 テレビシリーズの2年後を描く

「劇場版 機動戦士ガンダム00」のメーンビジュアル。(C)創通・サンライズ・毎日放送
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「劇場版 機動戦士ガンダム00」のメーンビジュアル。(C)創通・サンライズ・毎日放送

 「機動戦士ガンダムF91」(91年)以来、シリーズ19年ぶりの完全新作の劇場版アニメ「劇場版 機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer」(水島精二監督)が18日、全国で公開された。07~09年に第1・第2シリーズが放送されたアニメ「機動戦士ガンダム00」(MBS・TBS系)の2年後が舞台。主人公の刹那・F・セイエイは、新たなガンダムを操り、テレビシリーズでは明かされなかった「イオリア計画」の最終段階に直面する……。

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 テレビシリーズは、刹那ら4人の「ガンダムマイスター」が所属する武装組織「ソレスタルビーイング」が、世界中の武力紛争に介入し、「平和のための武力行使」という矛盾した戦いに挑む姿を描いた。第1シリーズ(07年10月~08年3月放送)では、地球の国家群との戦い、第2シリーズ(08年10月~09年3月)は、統一された「地球連邦政府」に反対する勢力を弾圧する独立治安維持部隊「アロウズ」との戦いが描かれた。

 劇場版はテレビシリーズの完結編となる。24世紀初頭、「ソレスタルビーイング」がガンダムによる圧倒的な戦闘力を生かして地球上に武力介入し、争いの絶えなかった世界を急変させた結果、人類には武力に頼らない平和な社会が訪れる。だが、西暦2314年、再び危機が訪れる。130年前に廃船となっていた木星探査船が地球圏に接近。それは人類の存亡をかけた戦いの始まりだった。これまでの戦いで人類を導く革新者(イノベイター)へと進化していたガンダムマイスター、刹那は、自らの進化の本当の意味と「イオリア計画」の全容を知ることになる……というストーリー。

 劇場版のキャラクターデザインは、テレビシリーズに引き続き高河ゆんさんらが手がけた。主人公・刹那の声は人気声優の宮野真守さん、さらに刹那の前に立ちふさがる劇場版オリジナルキャラクターの「デカルト・シャーマン」の声を映画「シュアリーサムデイ」やドラマ「美丘」に出演した若手俳優の勝地涼さん演じる。18日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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